た‐しょう〔‐セウ〕【多少】
読み方:たしょう
[名]
1 数量の多いことと少ないこと。多いか少ないかの程度。「—にかかわらず、ご注文に応じます」
2 《「少」は助字》多いこと。たくさん。
「人の家に—の男子を生ぜるは此れを以て家の栄えとす」〈今昔・一・一九〉
[副]数量のあまり多くないさま。程度のあまり大きくないさま。いくらか。少し。「—難点がある」「—遅れるかもしれない」
[用法] 多少・若干——「その意見に対しては多少(若干)疑問がある」「原案に多少(若干)手を加えた」など、数量・程度が少なく、はっきり示せない場合には、相通じて用いられる。◇「多少のばらつきがあってもかまわない」「朝晩は多少冷えるでしょう」「病状も多少落ち着いた」のように、大目に見たり全体からすればほんの少しという気持ちで言う場合は、「多少」のほうがふさわしい。「若干」は文語的で語感が硬い。「募集人数は若干名」「若干の問題を話し合う」などでは、「若干」だけが用いられる。
多少
「多少」の例文・使い方・用例・文例
- 1歳の娘は英語を多少は話すことができます
- 多少なりとも真剣ならば,もっと真面目に働いているはずだ
- これらの国々は経済的に多少は合衆国に依存している
- その計画に多少の条件付きで賛成します
- 彼は多少びっくりしたような顔をしていた
- 多少危険があったほうがスポーツはおもしろい
- それが多少の免疫力を持っています
- お届けまでに多少お時間を頂きます
- お届けまでに多少日数を頂きます
- 多少、形や石の色が異なります
- 私は多少はそれに詳しいです。
- 彼は多少頑固なところがあるが、人柄はいい。
- もし製品が多少高くても、彼からそれを買いたい。
- それは一年前に比べて多少は改善された。
- 私は多少英語が話せます。
- その症状は多少改善した。
- それについて多少のミスは許して欲しい。
- それについて多少のミスは見逃して欲しい。
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