外部不経済の問題点と内部化とは? わかりやすく解説

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外部不経済の問題点と内部化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 09:14 UTC 版)

外部性」の記事における「外部不経済の問題点と内部化」の解説

詳細は「内部化」を参照 外部不経済の問題点と内部化について説明するために、ある漁業者がいて漁場のそばに工場建設され場合を例に挙げる漁業者工場廃液により1000万円の被害を受け、工場廃液浄化する設備500万円とする。経済全体としては、設備設置したほうが利益上がるが、漁業者工場所有者別人である場合そうした配慮働かないまた、設備設置しない場合工場低コスト商品生産し低価格供給できる経済全体として工場供給量は廃液汚染という不経済性を考慮しない過剰供給と言うことになる。これは経済全体効率性損なわれ状況である。そこで、政府工場から廃液税を500万円取り浄化設備設置したとしよう。このときに工場高コストとなり価格引き上げざるを得ない。こうして工場供給量は廃液汚染考慮した最適な態となる。これが内部化である。 産業革命以降産業発展経済合理性追求から、環境問題はじめとする外部不経済甚大な被害を及ぼすようになった。これらの被害に対して企業への非難集まったこうしたなかで、外部不経済積極的に内部化しようとする試み始まった地球温暖化の原因目される二酸化炭素排出権取引はその代表である。二酸化炭素排出する企業は、その排出コスト含めることになるため、全体として最適化図られるまた、環境税などの取り組み内部化にあたる。 内部化を進めることで経済的に考慮され資源配分生産おこなわれるうになる

※この「外部不経済の問題点と内部化」の解説は、「外部性」の解説の一部です。
「外部不経済の問題点と内部化」を含む「外部性」の記事については、「外部性」の概要を参照ください。

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