変わった登場をした作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 01:46 UTC 版)
「スパイダー (手塚治虫)」の記事における「変わった登場をした作品」の解説
「オムカエデゴンス」のセリフとともに、スパイダーは手塚作品の至る所に登場する。ここでは通常と違って、変わった登場の仕方をしたものについて紹介する。 ブラック・ジャック 第6話「雪の夜ばなし」で、ブラックジャックが患者のカルテを書いている最中に突如現れて決め台詞を吐いたため、ブラックジャックがセリフをカルテに書き込んでしまい「バカ、余計なことを言うない、書いちまったぞ」とぼやいている。第9話「ふたりの修二」で、考えごとをして周りのことが目に入らない社長に向かって「社長お電話です」と声をかけたが無視されたため声が大きくなり始め、無視されることを繰り返しているうちに声が大きくなるにつれ体も大きくなり、終いにはいつもの数倍ぐらいに大きくなって「おくさんからおでんわでごんす」と大声を出して社長が飛ばされそうになった。第39話「純華飯店」では「スンゴデシオダケカミ」(逆から読むと「見かけ倒しでごんす」)とブラックジャックに毒づいている。また、第80話「ピノコ・ラブストーリー」では郵便局の配達員として現れたり、第116話「ハッスルピノコ」では大学の試験官として「答案用紙をくばるでごんす」のセリフを吐いた他、第232話「虚像」ではめずらしくネクタイをして登場していた。ピノコが手術を受けるシーンではヒョウタンツギの顔をしたピノコと共に登場し「右、まちがいでごんす」とメタフィクショナルな注釈を入れている。 また原作エピソード『春一番』を元に制作された実写映画『瞳の中の訪問者』では、ブラック・ジャックの家のドアに影絵として映る形でお馴染みのセリフと共に1カットのみ登場している。 七色いんこ 仲間を大勢ゾロゾロひき連れて登場したことがあった。 アドルフに告ぐ ヨーゼフ・ゲッベルスがアドルフ・ヒトラーにフランクリン・ルーズベルトの死を伝える場面で、ゲッベルスと共にナチス式敬礼をしながら部屋に入ってきて「朗報でごんす」と声を上げていた。また、主人公の峠草平が神戸で他人の自転車に無断で乗って大阪に行こうとする場面で「泥棒でごんす」と飛び上がって叫んでいた。
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