塩飽玉男とは? わかりやすく解説

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塩飽玉男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/23 07:07 UTC 版)

塩飽 玉男 (しわく たまお、1906年5月12日1990年12月15日)は日本陸上競技選手。専門は長距離走マラソン1936年ベルリンオリンピック日本代表選手としてマラソンに出場した。


注釈

  1. ^ 塩飽は1936年3月15日に高松市で実施されたマラソンで2時間26分53秒を記録したとされるが[1]、当時日本陸上競技連盟が公認するマラソン記録は東京市の明治神宮外苑競技場 - 六郷橋折り返しコースと大阪市の市立運動場コースだけで[2]、同年の新聞記事でも「距離に正確を欠く」と記されている[1]。外部リンクのsports-reference.comはこの記録をベストタイムとして記載している。
  2. ^ 出生当時は坂出町だった。
  3. ^ 鎌田忠良は塩飽のタイムを「2時間34分44秒」と記している[10]
  4. ^ 棄権の経緯について、鎌田は『日章旗とマラソン』の別の場所では「足を痛めて」と記している[13]
  5. ^ 武田薫は、鈴木と塩飽の着順・タイムを逆に記している[19]
  6. ^ 鎌田によると、当時の東京朝日新聞記事では距離が「20km」の「試走」とされ、1位が孫、2位が南、塩飽が棄権となっており、孫やコーチの佐藤秀三郎の証言・記述とも異なるという[25]
  7. ^ 当時丸亀を衛戍地としていたのは歩兵第12連隊である。
  8. ^ 鎌田はこの箇所で塩飽の生年を実際より1年早い「明治三十八年」(1905年)と記している。

出典

  1. ^ a b 「オリムピック制覇期す 我マラソン代表は誰!?」読売新聞1936年5月20日朝刊4頁
  2. ^ 鎌田忠良 1988, p. 26.
  3. ^ “17日号砲/第20回坂出市瀬戸大橋駅伝”. 四国新聞. (2010年1月16日). https://www.shikoku-np.co.jp/sports/local/20100116000054 2019年10月19日閲覧。 
  4. ^ a b c 鎌田忠良 1988, pp. 33–34.
  5. ^ a b 武田薫 2014, pp. 61–62.
  6. ^ 武田薫 2014, p. 66.
  7. ^ 読売新聞1929年11月8日、6頁
  8. ^ 過去の優勝者 男子マラソン - 日本陸上競技選手権大会
  9. ^ 読売新聞1931年11月4日、12頁
  10. ^ a b 鎌田忠良 1988, p. 134.
  11. ^ 鎌田忠良 1988, p. 148.
  12. ^ 「マラソン最終予選 群る精鋭を抑え権選手優勝」東京朝日新聞1932年5月26日3頁
  13. ^ 鎌田忠良 1988, p. 464.
  14. ^ 鎌田忠良 1988, pp. 27–29.
  15. ^ 武田薫 2014, pp. 75–76.
  16. ^ 鎌田忠良 1988, p. 44.
  17. ^ 鎌田忠良 1988, p. 217.
  18. ^ a b 鎌田忠良 1988, pp. 217–219.
  19. ^ a b 武田薫 2014, pp. 78–80.
  20. ^ 「番狂わせを演じ南選手優勝す 候補銓衡に難関か」東京朝日新聞1936年5月22日4頁
  21. ^ 読売新聞1936年5月22日4頁
  22. ^ 鎌田忠良 1988, p. 224.
  23. ^ 鎌田忠良 1988, pp. 231–247.
  24. ^ a b c 鎌田忠良 1988, pp. 263–264.
  25. ^ 鎌田忠良 1988, p. 265.
  26. ^ 読売新聞1936年7月14日朝刊4頁
  27. ^ 鎌田忠良 1988, pp. 311–312.
  28. ^ 鎌田忠良 1988, p. 314.
  29. ^ 鎌田忠良 1988, p. 331.
  30. ^ 鎌田忠良 1988, p. 465.
  31. ^ a b c 鎌田忠良 1988, pp. 465–466.
  32. ^ 「『時代の波』選手相次いで離散し哀愁の"マラソン坂出"」読売新聞1938年6月14日朝刊4頁
  33. ^ 鎌田忠良 1988, pp. 466–467.
  34. ^ 四国新聞1990年12月18日23頁
  35. ^ 西種義数「塩飽玉男氏追悼のことば」『海橋 16号』坂出文芸協会、1991年3月
  36. ^ 開催要項 - 丸亀ハーフマラソン


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