地震を想定した防災訓練
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 05:10 UTC 版)
火災訓練に加え、大規模な避難訓練、救助訓練が加わる。特に、阪神・淡路大震災以降最も重要視されている訓練でもあり、防災の日に行われる訓練は地震を想定した物である。おもに関東から東海地方など近い将来、震災が想定される地域では、防災の日には地震時を想定した自治会自主防災会による近隣の救助訓練、小学校の集団避難・集団下校などの訓練が行われる。 地震等により倒壊家屋など、生き埋めとなった被災者を捜索救助するにあたり、災害救助犬の活用を想定した警察・消防・自衛隊等の防災関係機関との連携訓練が行われる。また津波の影響を受けると思われる沿岸部では津波を想定した高台への避難訓練も実施されている。 大阪府では年1回、大阪府下全域を対象とした世界でも類を見ない大規模な「880万人訓練」が平成24年9月5日から実施されている。自治体・消防・警察・企業などの連携確認をはじめ、府内にいる人々にも緊急速報メール(訓練用)が配信される。 東京消防庁では、地震とそれに伴う火災の発生を複合的に想定した発災対応型防災訓練を実施している。 九都県市総合防災訓練(横浜市会場)横浜市消防局特別高度救助部隊救助工作車 九都県市総合防災訓練(東京都会場)東京消防庁消防救助機動部隊ハイパーレスキュー 九都県市総合防災訓練(埼玉県会場)春日部市消防本部特別救助隊 八都県市合同防災訓練荒川北千住付近仮設橋訓練(2006年8月31日撮影) 自衛隊(2006年8月27日撮影) 救出訓練埼玉県防災航空隊消防防災ヘリコプター「あらかわ2号」による救助訓練(2002年8月25日撮影)
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