地震の詳細と被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/04 18:23 UTC 版)
「ニューカッスル地震」の記事における「地震の詳細と被害」の解説
震央はオーストラリア ニューサウスウェールズ州ブーラルー(Boolaroo)付近で、震源の位置は南緯32.97度、東経151.62度、震源の深さは約10kmであった。翌日12月29日には、M2.1の余震も発生した。 揺れはニューサウスウェールズ州内の約20万km2の範囲内で観測され、最も遠いところではニューカッスルから800kmも離れた地点で揺れを感じた。 地震に関連して、13人が死亡した。その内訳は、ニューカッスルのNewcastle Workers Clubで床や瓦礫の下敷きとなった9人、郊外部ハミルトンのBeaumont通りで日除けの下敷きとなった3人、地震によるショックで死亡した1人である。また、160人以上が病院で手当てを受けた。 300の建物が倒壊したほか、約9,000km2内の約50,000の建物が何らかの被害を受けた。1,000人が家を失い、30万人が何らかの影響を受けた。被害総額は40億オーストラリアドルに達した。 地震発生当日は地元のバス運転手のストライキが行われており、町の人出は普段よりも少なかった。地震の発生時刻はちょうど、地元テレビ局NBNがストライキの代表者にインタビューを行っている最中だったため、その瞬間の映像が記録として残っている(外部リンク参照)。
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