地名表記 「五條」か「五条」か
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 19:31 UTC 版)
「五條市」の記事における「地名表記 「五條」か「五条」か」の解説
市役所が「五條」を名乗る一方、JR和歌山線の駅名は五条駅と表記されている。こうした中で2002年7月1日、市内で局名に「ごじょう」の付く郵便局5局の表記が一斉に「五条→五條」と改訂された(五條郵便局も参照)。 「五條」表記 市役所、警察署、消防署、郵便局(2002年7月1日から)、奈良交通(五條バスセンター、ほかバス停名)、町名の五條1~4丁目、小中高校名、インターチェンジ この他、主な官公庁のほとんどが「五條」表記。 「五条」表記 JR和歌山線 五条駅(ただし、バス停は「五條駅」)、郵便局(2002年6月30日まで) 類似の例としては四條畷市を参照。 『じょう』の表記についての運動 過去の五條市(五條村、宇智郡)の記述についてはどちらの表記も出ている。 五條代官所がこの地にあったことなどから明治の一時期「五條県」が置かれており、当時の公文書等などからも『五條』とされていることが確認できる。旧字体の簡素化が推奨される時代であった1957年の市制施行の際も、初代市長である山本米三は表記を「五條市」として国及び県に申請している。ところが官報の告示に「五条」と誤って記載されてしまったため、市は即座に修正を行うよう国に要請し、次の官報では誤字であった旨が再告示されている。一方、奈良県の広報には最初から「五條」と表記されている。 市制施行40周年を迎えた1997年、市民から表記の混在を少なくしようという運動が起こったため、市は多くの公共機関に対して市名として用いる時の「五条」を「五條」と改めるよう要望を行った結果、国(道路の案内標識)、奈良県、警察署、郵便局、主な新聞社、奈良交通などにおいて修正が行われた。ただし、現在でも、一部のコンピュータシステム等の問題(旧字体を使用できない、システム変更に費用がかかる)から「五条」としか表記出来ないもの(例:銀行・郵便の貯金部門)や、固有名詞であるもの(例:「五条」を冠した会社名、駅名である「五条駅」)など、僅かながらも「五条」の表記が残っている。
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