国家の統治体制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 14:24 UTC 版)
詳細は「中華人民共和国憲法」を参照 憲法より上位の存在である中国共産党と憲法を拠り所とするその衛星政党(「民主党派」)以外の政党は認められておらず、国民には結党の自由がない。 詳細は「中華人民共和国の政党一覧」を参照 立法機関として全国人民代表大会が置かれ、行政機関として、国務院が、司法機関として、最高人民法院と最高人民検察院が存在する。法律上は全国人民代表大会に権限が集中する。この他に衛星政党や各団体、各界の代表なども参加する中国人民政治協商会議が存在するが、「国政助言機関」 であって法律の制定権などは持っていない。三権分立の相互抑制メカニズムは存在しない(民主集中制)。 「全国人民代表大会」、「中華人民共和国国務院」、および「中華人民共和国中央軍事委員会」も参照 実際には国政を動かすのは中国共産党であり、共産党の最高指導集団である中央政治局常務委員会が権力を掌握する構造となっている、実権は中国共産党中央委員会総書記が握っていた、中華人民共和国主席(国家主席)の権限は儀礼的・名誉的なもので、彼らの権力の源泉は支配政党である共産党の総書記職であった。最近では法治を重視する政策の下、一定の役割を果すようになってきている。 2017年10月現在の最高指導グループである第19期の中国共産党中央政治局常務委員は以下の通り。 習近平 - 序列第1位 中国共産党総書記、国家主席、中央軍事委員会主席 李克強 - 序列第2位 国務院総理(首相) 栗戦書 - 序列第3位 全人代常務委員長(国会議長) 汪 洋 - 序列第4位 政協全国委員会主席 王滬寧 - 序列第5位 党中央書記処書記 趙楽際 - 序列第6位 党中央規律検査委員会書記 韓 正 - 序列第7位 国務院副総理(副首相) 「中華人民共和国の最高指導者一覧」および「中国共産党中央委員会総書記」も参照
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