和歌山県道234号長井古座線
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一般県道 | |
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和歌山県道234号 長井古座線 一般県道 長井古座線 |
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実延長 | 16.191 km |
制定年 | 1959年(昭和34年) |
起点 | 東牟婁郡那智勝浦町大字小匠【北緯33度36分20.5秒 東経135度51分35.2秒 / 北緯33.605694度 東経135.859778度】 |
終点 | 東牟婁郡串本町田原【 北緯33度32分37.2秒 東経135度52分9.3秒 / 北緯33.543667度 東経135.869250度】 |
接続する 主な道路 (記法) |
和歌山県道45号那智勝浦本宮線
和歌山県道227号田原古座線
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和歌山県道234号長井古座線(わかやまけんどう234ごう ながいこざせん)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町から東牟婁郡串本町に至る一般県道である。
概要
山の中を通る狭道であるが、農地や集落があるので生活道路として地元住民が利用。また、南海トラフ巨大地震など災害発生時の迂回路として機能するよう整備が続けられている[1]。
東牟婁郡那智勝浦町大字小匠から東牟婁郡串本町上田原までは未開通である。未開通区間のうち、東牟婁郡那智勝浦町大字中里から東牟婁郡串本町田原へ抜ける区間の建設が進み[2][3]、2023年(令和5年)12月に完成予定であったが、同年7月に八郎山トンネル(長さ711 m、幅6.5 m)で、工事を担当した業者のずさんな工程や設計書類の改ざんに起因する大規模な施工不良が確認[4][5]された。トンネル内部のコンクリートをすべて剥がして安全を確認後に再施工となるため[6]、完成時期の見通しは不透明となった。補修工事の完了は2026年(令和8年)夏ごろの見込み。[7]
路線データ
- 起点:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字小匠(和歌山県道45号那智勝浦本宮線交点)
- 終点:和歌山県東牟婁郡串本町田原(堂道橋交差点、国道42号交点)
- 実延長:16.191 km
歴史
路線状況
道路施設
橋梁
- 出合橋(太田川、東牟婁郡那智勝浦町)
- 秀田橋(東牟婁郡串本町)
トンネル
- 八郎山トンネル(建設中)
地理
通過する自治体
交差する道路
交差する道路 | 市町村名 | 交差する場所 | ||
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和歌山県道45号那智勝浦本宮線 | 東牟婁郡 | 那智勝浦町 | 大字小匠 | 起点 |
和歌山県道227号田原古座線 | 串本町 | 田原 | ||
国道42号 | 田原 | 堂道橋交差点 / 終点 |
交差する鉄道
沿線
脚注
- ^ “「厚さ30cm必要なのに3cm」…和歌山の施工不良トンネル、前代未聞の原因と後始末” (2024年2月19日). 2025年1月28日閲覧。
- ^ “長井古座線 道路改良工事”. 和歌山県 県土整備部道路局 道路建設課. 2022年5月1日閲覧。
- ^ “和歌山県報 第60号”. 和歌山県 総務課. 2022年5月1日閲覧。
- ^ “トンネルに空洞 厚さ不足でコンクリート貫通「30センチ必要なのに…わずか3センチ」”. MBSニュース (2023年7月27日). 2023年7月27日閲覧。
- ^ “トンネルで大規模施工不良 業者、書類改ざん 和歌山県も確認不足”. 毎日新聞 (2023年7月27日). 2023年7月27日閲覧。
- ^ “検討委「ほぼすべてのコンクリートはがす必要」 検討委、和歌山・八郎山トンネル問題で”. 産経新聞 (2023年11月11日). 2023年11月11日閲覧。
- ^ “第6回 県道長井古座線 八郎山トンネル技術検討委員会”. 和歌山県 道路局 道路建設課. 2025年6月1日閲覧。
- ^ “路線の認定及び供用開始”. 和歌山県例規集. 2022年5月1日閲覧。
関連項目
固有名詞の分類
- 和歌山県道234号長井古座線のページへのリンク