周防内侍集〈藤原俊成筆/〉
主名称: | 周防内侍集〈藤原俊成筆/〉 |
指定番号: | 2407 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1984.06.06(昭和59.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | |
員数: | 1帖 |
時代区分: | 平安 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 『周防内侍集』は、平安時代後期の女流歌人周防内侍の家集である。本帖は藤原俊成(一一一四-一二〇四)の書写にかかり、『周防内侍集』の現存最古本である。 体裁は綴葉装冊子本で、料紙には漉目のある薄墨紙が用いられ、料紙と共紙の原表紙には俊成筆で外題が記されている。本文は半葉十一行、和歌は一首二行書き、詞書は二字下げに書かれ、九十六首を収め、文中数ヶ所俊成自身の手による訂正等がある。その書風は俊成独特の屈曲著しい筆法を示し、書写奥書はないが、その筆致よりみて俊成七十歳頃の書写になるものと認められる。 現在知られる『周防内侍集』はいずれも、この俊成筆本からの書写本であり、本帖はその原本として国文学史研究上に価値が高く、また歌人として名高い俊成の筆跡を伝えている点でも貴重である。 |
周防内侍集
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