周波数特性
電気回路における入力や出力の電流、電圧、機械構造物や室内空間などにおける振動変位、速度、加速度、音圧、応力、ひずみなどの量が周波数に対してもっている特性、およびこれらの量を周波数ごとに表示したもの。
参照 周波数分析周波数特性(操縦安定性)
クルマの周波数応答を、正弦波入力の各周波数を変数として表したもの。通常ハンドル角入力に対するヨーレート、横加速度、ロール角、横滑り角、操舵力などの伝達関数をボード線図上に示す。操縦安定性では、一般に3Hz程度までを対象とし、データの信頼性確認のためにコヒーレンス関数を併記するとともある。クルマの動的な運動特性をかなり広範囲に表現するため、広く活用されている。乗用車のヨーレートゲインの一般的な特徴は、低周波数域では、ほぼ一定から漸増して1~1.5Hzでピークに達し、以後急速に減衰する。位相遅れは漸増するが、1Hz前から急増する。代表値は切りのよい0.1、1Hz、ゲインピーク点のほか、フィーリングに合うとして0.6Hzの値などが用いられる。
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