同業他社の買収合戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 08:21 UTC 版)
「エーエム・ピーエム・ジャパン」の記事における「同業他社の買収合戦」の解説
2004年に金融機関経由でファミリーマートから統合の打診があったが金額面で折り合わなかった。同年、レインズインターナショナル(現:レックス・ホールディングス)の子会社となる。その後は住宅街を中心に新規展開し、また新業態の開発にも意欲的であることをアピールしており、「Food Style」のほとんどを撤退する代わりに2008年5月までに「エーピーエンタ!」を50程度出店する予定と2007年8月29日の日経流通新聞で報じられた。 2008年、レックス・ホールディングス(2005年にレインズインターナショナルから商号変更)の経営不振と株式会社エーエム・ピーエム・ジャパンが2007年度決算で債務超過に陥った事から、同年9月に、コンビニ他社への売却観測が報道され、続いて2008年10月11日には、レックスがローソンへ優先交渉権を与えるとの報道が時事通信・日本経済新聞・朝日新聞などの全国紙で報じられ、2009年2月13日には、駅構内コンビニNEWDAYSを有するJR東日本も買収に興味を示しているとの報道が、それぞれなされた。 2009年2月25日には、レックスHDとローソンの間でローソンが約150億円で買収する事で基本合意。3月13日に、レックスHDとローソンとの間で株式および貸付債権譲渡契約、株式会社エーエム・ピーエム・ジャパンとローソンとの間で包括的業務提携契約が、それぞれ締結された。しかし、同業他社への売却を認めないという契約条項の存在が障害となり、700店舗以上でのam/pmブランドの存続を求めた米国法人エーエム・ピーエム・インターナショナルと合意に達しなかったため、同年5月19日に買収の白紙撤回(株式・債権譲渡契約と包括的提携契約の終了)が発表された。 株式会社エーエム・ピーエム・ジャパンではローソンから社長を受け入れるために相澤利彦社長が2009年3月末で退任していたが、買収交渉の決裂に伴い、2009年5月18日に急遽、本多利範副社長が取締役ではないまま代表権のない社長に就任、代表取締役には小松﨑行彦レックスHD社長が兼任した。
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