古代甲斐国への仏教伝来と研究史とは? わかりやすく解説

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古代甲斐国への仏教伝来と研究史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/09 23:23 UTC 版)

寺本廃寺」の記事における「古代甲斐国への仏教伝来と研究史」の解説

山梨県中部甲府盆地の北縁部に位置鳳山川西川形成する高地上に立地する同県最古古代寺院遺跡である。笛吹市春日居地域は山梨郡山梨にあたり6世紀までの春日古墳群をはじめ初期国府関遺跡集中しており、鎮目など軍団関わる地名見られる6世紀半ば頃に日本伝来した仏教甲斐国へも伝えられていたことを示す古代寺院遺跡である。同時期の古代寺院は他に見られないが、県内では終末期古墳から仏教文化の影響見られ7世紀には甲斐市天狗沢天狗沢瓦窯跡から供給先不明であるが古代瓦が出土している。8世紀初頭には甲府市横根町東畑遺跡から小金仏(観音菩薩立像)が出土しており、甲斐国分寺国分尼寺をはじめ、各地寺院建立されはじめる。造営者は不明だが、大伴氏である可能性考えられている。隣接する甲府市東部川田町には古代寺院へ瓦を供給していたと考えられている川田瓦窯跡や上土遺跡があり、寺本廃寺共通する古代瓦が出土している。 寺本廃寺性格めぐって変遷があり、初期国分寺国分尼寺郡寺氏寺国府附属寺院であるなどの諸説があったが、現在では単環頭大刀柄頭副葬され春日古墳群の有力首長氏寺国府附属寺院であると考えられている。『甲斐国志によれば江戸時代までは国分尼寺考えられていたが、1938年昭和13年)に大場磐雄国分寺研究』により否定された。

※この「古代甲斐国への仏教伝来と研究史」の解説は、「寺本廃寺」の解説の一部です。
「古代甲斐国への仏教伝来と研究史」を含む「寺本廃寺」の記事については、「寺本廃寺」の概要を参照ください。

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