古代ローマ人の名前とは? わかりやすく解説

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古代ローマ人の名前

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 04:06 UTC 版)

人名」の記事における「古代ローマ人の名前」の解説

詳細は「古代ローマの人名」、「ラテン語」、および「ラテン人」を参照 古代ローマ自由人男性氏名多く場合3〜4の部分からなっていた。個人の名前、氏族の名前、家族の名前、および添え名である。例えガイウス・ユリウス・カエサルは、「ユリウス氏族カエサル家ガイウス」という名であったこのうち個人名バリエーション少なく20種類ほどに限られていた。そしてクィントゥス日本語的には「五郎」といった感じ数字由来の名を付けることも多い。また個人名バリエーション少ないこともあって略して記されることも少なくない。以下はその対応。 ガイウス - C マルクス - M ルキウス - L ティトゥス - T ティベリウス - Ti プブリウス - P クィントゥス - Q デキムス - D グナエウス - Cn アウルス - A ヌメリウス - N(またはNum) 長男父の名前をそのまま受け継ぐことが多く一族で同じ名前が頻出するため「マイヨル(大)」や「ミノル(小)」を付けて区別した自由人女性には個人名はなく、父の名前のうち個人の名前を除く部分女性形用いられた。たとえば「プブリウス・コルネリウス・スキピオ・アフリカヌス・マイヨル」の娘は「コルネリア・スキピオニス・アフリカナ」と呼ばれた。この場合氏族の名前が個人の名前の役割果たした。またあだ名用いることも多かった。娘が二人以上いる場合、ユリア・セクンダ(「二人目ユリア」)などというように数えられ呼ばれていた。 養子場合にはもとの姓を家族名後ろにつけた例えば、オクタウィアヌス場合ガイウス・オクタウィウス・トゥリヌス」がカエサル家養子となった後は「ガイウス・ユリウス・カエサル・オクタウィアヌスとなった添え名国家功績のある場合などに元老院決議などにより与えられた。多くアフリカヌスゲルマニクスなど勲功上げた土地の名にちなん与えられた。また出身地の名称からとられることもあった。こうした添え名一代限りのものも多かった世襲許され家族名として用いられるものもあった。

※この「古代ローマ人の名前」の解説は、「人名」の解説の一部です。
「古代ローマ人の名前」を含む「人名」の記事については、「人名」の概要を参照ください。

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