反政府勢力のキンサバ占領
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 08:59 UTC 版)
「2016年ラタキア攻勢」の記事における「反政府勢力のキンサバ占領」の解説
6月27〜30日、FSAグループの支援を受けたアル=ヌスラ戦線主導のファトフ軍は、上で攻撃を開始トルクメン山地とクルド山地での攻勢を開始し、ロシアの空爆で撤退する前に数ヶ所の村を占領した。この戦闘で反政府勢力33人と兵士15人が死亡した。それでも、その一日後の反政府勢力の二回目の攻勢により、キンサバと、その周辺の12の村や丘を占領した。これを受けて、ロシア空軍はキンサバと他のいくつかの村で100回以上の空爆を行った。 7月2日、反政府勢力はトルクメン山地のJabal Qalat'山頂を占領した。翌日、反政府勢力は戦略的に重要なサラフの村とその周辺の丘を占領したが、その日の夜遅くにNDFとSSNPの支援を受けたシリア海兵隊に奪還された。 7月4日、予想される政府の攻勢のために共和国防衛隊の援軍がサルマに到着した。7月5日までに、シリア陸軍はキンサバを二面で包囲し、町を奪還するための攻撃を開始する準備をしていた。陸軍と共和国防衛隊はすでにその場所への砲撃を開始していた。一方、ファトフ軍はキンサバではなくアレッポ南部の田園地帯に援軍を送ったと報じられた。トルクメン山とバシュラ村周辺で激しい衝突が続き、イスラム教徒の反政府勢力が空爆と砲撃の中で政府軍の陣地を攻撃していた。 7月5日、アリー・アブドゥッラー・アイユーブ中将は、待望の政府の攻勢準備を行っているラタキア北部の部隊を個人的に視察した。深夜、トルクメン山周辺で政府軍とイスラム教徒の戦闘員との激しい衝突が起き、航空機がカバニの村を爆撃した。伝えられるところによると、7月6日、政府軍の部隊は彼らの陣地に対する別のアル=ヌスラの攻撃を撃退した。さらに、ファールス通信によれば「ゲリラ戦に熟練した」シリア陸軍第144連隊がラタキア北部に配備された。
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