反公害運動と自然保護の実践
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 02:43 UTC 版)
「北山郁子」の記事における「反公害運動と自然保護の実践」の解説
1970年、渥美火力発電所の3、4号機設置をめぐり、「渥美の公害勉強会」が発足し、その代表を務めた。名古屋大学公衆衛生学教室の講師(後に教授)大橋邦和らの協力をえて公害についての知見を広め、温排水や気象の調査を進めた。1972年、同会は『渥美の住民が調べた汚染に関する報告書』を発行する一方で、全国で同様の取り組みを行う団体に呼び掛け、地元での「火力公害反対全国住民運動交流集会」開催と「反火力運動全国連絡会議」結成に至った。有権者の過半数を上回る増設反対署名の提出、二度にわたる町長リコールに成功したが、「漁業補償名目の現金提供などで切り崩しに遭い、町長辞職後の再選挙では敗れた」。1971年に着工予定だった両機は、延期の末1979年に着工となった。1975年に発足された、「汐川干潟を守る会」の活動にも、発起人の一人として関わった。
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