原 嘉壽子
原嘉壽子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/24 09:17 UTC 版)
原 嘉壽子(はら かずこ、1935年2月10日 - 2014年11月30日)は、日本のオペラ作曲家。本名は原和子。
東京府出身。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同専攻科修了。ベネデット・マルチェッロ音楽院声楽科卒業。池内友次郎、デュティユー、コラデッティらに師事。元同志社女子大学教授。芸術選奨文部大臣賞、ジロー・オペラ賞、紫綬褒章、旭日小綬章[1]などを受賞している。
1978年から1999年の間に18曲のオペラを作曲した。多くは日本オペラ振興会または二期会によって東京で初演されたが、イタリアでも上演された作品がある。全般的には日本の主題を好んで用いるが、2作目のオペラはシャーロック・ホームズを題材とするもので、また1999年には新国立劇場でドストエフスキーの「罪と罰」の大規模オペラを上演した。
なお、夫の原博も作曲家。
作品
- ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1954年)
- ピアノのためのソナチネ(1957年)
- フルート、チェンバロ、弦楽のための小協奏曲(1966年)
- オーボエ、ホルン、弦のための五重奏曲(1970年)
- オペラ「智恵子抄」(1978年)
- オペラ「告白〜シャーロック・ホームズの事件簿」(1981年)
- オペラ「祝い歌が流れる夜に」(1984年)
- オペラ「舌を噛み切った女」(1986年、1989年「すて姫」と改題)
- オペラ「脳死を越えて」(1988年)
- オペラ「よさこい節」(1990年)
- オペラ「岩長姫」(1990年)
- オペラ「トネールの不思議の樹」(1992年)
- オラトリオ「マリアの生涯」(1993年)
- オペラ「さんせう太夫」(1996年)
- オペラ「罪と罰」(1998年)
- オペラ「水の声」(1999年)
レコーディング
- 『よさこい節』はレーザーディスクになって発売されている。
脚注
- ^ “平成18年秋の叙勲 旭日小綬章等受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 2 (2006年11月3日). 2007年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月24日閲覧。
- ^ 作曲家の原嘉寿子さん死去 「額田女王」「青の洞門」 朝日新聞 2015年2月5日閲覧[リンク切れ] アーカイブ 2019年7月18日 - ウェイバックマシン
「原 嘉壽子」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は自分が現実的でないかもしれないことを認めながらも,その原則に固執した
- 原子力時代
- 彼は我々を勝利に導いた原動力であった
- 我々は失敗の原因を分析した
- 事故原因の公式発表
- にじが草原の上に弧を描いていた
- 彼の任務はその事故の原因を究明することだった
- 水素原子
- 地球上のものはすべて原子で構成されている
- 原子構造
- 原子力船
- 彼が事故の原因だと言われたが彼のせいにするのは間違いだとわかった
- 雑誌社への原稿書きやら園芸やら犬の散歩やらで,彼は毎日の時間の大半を過ごす
- 風が野原を吹き抜けた
- 原子爆弾
- 一面花で覆われた野原
- 軌道異常が原因で地球温度低下が生じたのではないかと考えられる
- 原因と結果,因果
- 金沢へ行くには米原で列車を乗り換えなくてはいけない
- その事故の一番の原因は何ですか
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