小栗克裕とは? わかりやすく解説

小栗克裕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 02:02 UTC 版)

小栗 克裕(おぐり かつひろ、1962年12月15日 - )は、日本作曲家聖徳大学音楽学部、および大学院音楽文化研究科准教授日本作曲家協議会会員。山梨県甲府市生まれ。

略歴

幼少よりピアノを習い、ピアノ作品を中心に作曲も始める。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。1988年、同大学院音楽研究科作曲専攻修了。

日本交響楽振興財団作曲賞、日本財団賞、文化庁舞台芸術創作奨励賞、IMC国際作曲家会議、第4回ヒナステラ国際作曲コンクール2000グランプリなど受賞歴多数。

管弦楽作品、合唱作品を中心に作曲活動を行なう。ピアノ作品は2004年2005年2007年2011年2014年2018年2019年2021年のPTNA(ピティナ)ピアノコンペティションの課題曲として採用されている。

また 2004年、日本語による日本初のオペラと言われる宣教師ドン・チマッティ作曲「細川ガラシア」1940年版の復刻版の補筆、およびオーケストレーションを行い、東京オペラシティコンサートホールにて公演。

キリスト教に関係するミサ曲グレゴリオ聖歌をモチーフとした作品、またギリシャ神話を題材とした作品が多い。

合唱曲、ピアノ曲を中心に音楽之友社カワイ出版などから楽譜出版、「水の彩る風景」第1集、第2集、また「ほたるは星になった」 小栗克裕 混声合唱作品集(邦人合唱曲選集)がジョヴァンニ・レコードよりCD発売されている。

主要作品

管弦楽作品

  • ヴァイオリン協奏曲(1982年)
  • 交響的幻想曲
    • 「ボレアス」(1984年)
    • 「アイオロス」(1985年)
    • 「ゼピュロス」(1986年)
    • 「ノトス」(1987年)
  • ピアノ協奏曲(1988年)
  • チェロと室内オーケストラによる「コンチェルティーノ」(1995年)
  • 管弦楽のための「ディストラクション」(1996年)
  • ヴィオラ協奏曲(1996年)
  • 「アンティエンヌ」交響曲(1999年)

室内楽、ピアノ、歌曲作品

  • 弦楽四重奏曲第2番「レスポンソリウム」(1999年)
  • ヴァイオリンとピアノのための「詩曲」(2000年)
  • 6本のフルートのための「Quasi ASTOR」(2000年)
  • ピアノのための組曲「水の彩る風景」
    • 第1集(2003年)
    • 第2集〜海に寄せて〜(2012年)
  • ピアノ連弾のための「3つのメロディー」(2003年)
  • 連作歌曲「ためいき」(2003年)
  • "Automne" pour clarinette et piano(2005年)
  • 「エレジー」(鍵盤ハーモニカのための)(2006年)
  • 歌曲「報告」(2008年)
  • 「耀(かがよひ)」~源氏物語に寄せる音絵巻~(小鼓&2人の打楽器奏者のための)(2008年)
  • ”Movement 2012“ for Clarinet & Piano(2012年)

合唱作品

  • 混声合唱とピアノによるファンタジー
    • 「時の間に」(1981年)
    • 「夜深くして歌へる我嘆きの歌」(1984年)
  • 無伴奏混声合唱組曲「碧の地平」(1994年)
  • 混声合唱とピアノのための
    • 「Lacrimosa」(1994年)
    • 「Dies irae」(2009年)
  • 女声合唱組曲「ほたるは星になった」(1995年)
  • 無伴奏混声合唱のための「Libera me」」(2005年)
  • 無伴奏女声合唱のための「Missa brevi」(2006年)
  • 混声合唱組曲
    • 「ほたるは星になった」(2011年)
    • 「夕映えのなかで」(2011年)

外部リンク


「小栗 克裕」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小栗克裕」の関連用語

小栗克裕のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小栗克裕のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
社団法人全日本ピアノ指導者協会社団法人全日本ピアノ指導者協会
Copyright 1996-2025 PianoTeachers' National Association of Japan
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小栗克裕 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS