単独ライブ『放送禁止』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 09:23 UTC 版)
「カンニング竹山」の記事における「単独ライブ『放送禁止』」の解説
2008年から毎年秋頃にかけて、単独ライブ『放送禁止』を開催している。なお、このライブは放送作家の鈴木おさむから「どっちにしても相方はもういないし、(竹山が)独り立ちするための形をつくるべき」と竹山に提案した事が開催のきっかけとなっている(その後、鈴木は『放送禁止』の構成・演出を担当している)。本ライブは竹山が自腹で制作費を出している。また開催当初はチケットが売り切れず、大赤字を竹山自身が自腹で賄ったこともあったが開催する毎に人気は上昇、2017年時点ではチケット即日完売の人気公演にまで成長している。芸能人のファンも多くライブには多くの芸能人が訪れており、ライブ終了後には絶賛コメントが寄せられるなど高い評価を得ている。 『放送禁止』というタイトル名から見て分かるように、本ライブでは竹山自身が「テレビではできない笑いに挑戦する」内容が主となっている。「テレビでは堂々と喋ることのできない話」「テレビではやりにくいお芝居」「テレビではやりにくい研究発表」などをライブ内で行っている。また「毎日1万円を365日配る」「公演中に竹山が自らの携帯番号をTwitterで晒し、本番中にかかってきたイタズラ電話の相手と本気で話す」などの竹山自身が体を張る企画も行われている。同じくサンミュージック所属の後輩などがゲスト出演したりもする。 『放送禁止2012』では「人の死と笑い」というテーマに挑戦し、この時七回忌を迎えたかつての相方・中島の死に初めて言及して笑いに変えてみせた。なお、竹山によればこの「中島の死を笑いに変える」という試みは、「『放送禁止』が始まった時に『ライブが5年続いたらやろう』と決めていたネタ」だったとのこと。 ライブの模様を収録したDVDも定期的に発売されていたが、2017年2月24日に発売された『放送禁止2015』のDVDを最後に発売は途絶えている。これについて竹山は、そもそもこのライブは「DVDは出さない」「ツアーもやらない」ということで始めたのだが、初期は興行的に赤字で費用を補填するため仕方なくDVDの販売を始めたという。その後ライブ動員数が増えた事により、竹山の「もう(DVD発売は)いらないです」という意見が通ったため以降発売する事はなくなった。竹山によれば「今後も出る予定はまったくない」とのこと。また竹山は、あくまでも『放送禁止』は実際に会場に足を運んでくれた観客のためのもので「DVDで全部見せるわけにはいかない」という思いから、「(会場に来た)お客さんだけが一番得する作りにしてください」とリクエストしているという。このためDVDの編集には拘っていると言い、「結構大事なところとか『放送禁止』で一番キモになる、俺が一番ここだけはみんなに見て欲しい、聞いて欲しい話とかを全部カットしたり、(わざと余計に)ピー音を入れたりしてる」と語っている。 竹山は毎年このライブを催す理由について「カッコつけたことを言うと、カンニング竹山の軸は『放送禁止』なんです。あの舞台があるから1年間テレビ芸の仕事ができるんですよ」と語っている。
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