南極森林地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 03:48 UTC 版)
「フューチャー・イズ・ワイルドの生物一覧」の記事における「南極森林地」の解説
フラッターバード (Flutterbird) 旧南極大陸の熱帯雨林に棲む鳥たちの中で最も繁栄しているグループの総称で、南極周辺に分布していたミズナギドリの子孫である。大半の種は森林の上空に生息するが森林の中を飛び回るものもいる。体は比較的小さく、昆虫を主食としているが、逆にこれを主食としている巨大化した昆虫もある。 ローチカッター (Roachcutter) フラッターバードの一種でスズメほどの大きさである。紫色の体に緑色の翼をもつ。翼のアスペクト比が小さい(つまり翼が全体的に縦長である)ため小回りが利き、空中停止もできる。目は顔から突き出した位置にあって、獲物を探しやすい。 スピットファイアバード (Spitfire Bird) フラッターバードの一種でローチカッターよりやや大きく、翼は派手なオレンジ色をしている。敵に襲われそうになると、熱い腐食性の酸を鼻から噴いて身を守る。酸は後述するスピットファイアツリーの花から集めた二種類の化学物質と、自らが分泌する酵素を混ぜあわせて作る。 スピットファイアバードモドキ フラッターバードの一種で体の大きさも色もスピットファイアバードにそっくりである。これはベーツ型擬態(または「ベイツ型 - 」)といって、実際には酸を持たないのに、この外見によって敵から狙われ難くしようというものである。 スピットファイアツリー スピットファイアバードと共生関係にある樹である。雄花と雌花があり、それぞれ違う種類の化学物質を分泌する。スピットファイアバードは酸の材料であるこれらの化学物質を集める時に、花の受粉を媒介している。 ファルコンフライ (Falconfly) フラッターバードに匹敵する大きさの肉食昆虫で、ジガバチの子孫である。6本の肢のうち、真ん中の一対は鋭い銛のようになっており、残りの二対でフラッターバードにしっかりとしがみついて銛を突き刺す。 雌は森の中の数ヶ所に巣穴を作り、それぞれに1個ずつ卵を産む。卵が孵ると、仕留めた獲物の肉をすべての巣穴に配って回る。 スピットファイアビートル (Spitfire Beetle) 肉食の甲虫である。いつも4匹のグループで行動しており、頭を中心に向き合って鞘翅を広げるとスピットファイアツリーの花そっくりの姿になる。この擬態によってスピットファイアバードを誘き寄せ、一斉に飛び掛かって力強い腮と鉤爪のある前肢で倒す。スピットファイアツリーの花が咲き終わる時期になるとグループは解散し、雌は木の幹に4つずつ卵を産んで死ぬ。花が咲く時期になるとまた成虫が現れる。
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