南勢志摩水道からの給水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/22 07:28 UTC 版)
延長7,537mの小河川にすぎない磯部川が水源では増大する水需要を賄い切れず水不足が生じ、1992年(平成4年)4月より松阪市の櫛田川上流にある蓮ダム(はちすダム。国土交通省中部地方整備局)を水源とする南勢志摩水道より最大10,000トン/日が給水されることになった。 南勢志摩水道は櫛田川中流の三重県多気郡多気町の多気浄水場から給水され、蓮ダムは櫛田川の流量調整に用いられている。多気浄水場からの送水管は、水資源が豊富な三重県中勢地域から、志摩市同様に水不足に悩んでいた南伊勢町(当時の南勢町と南島町)への給水が目的で、度会郡玉城町昼田から宮川を渡り伊勢市佐八町より宮川を遡り、サニーロード沿いに山を越え度会郡南伊勢町(旧南勢町)船越に至る計画であった。これを南伊勢町船越から東方の志摩市浜島町(旧志摩郡浜島町)まで延長し、神路ダムと合わせて最大41,000トン/日の給水能力となった。 南勢志摩水道は志摩市以外に鳥羽市へ給水され、伊良湖水道に位置する離島の神島の水源になっている。
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