恵利原ダム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/22 07:28 UTC 版)
神路ダムを補完するとともに、神路ダム完成以前に上水道を供給するため、重力式コンクリートダムの恵利原ダムが1967年(昭和42年)8月に着工され、神路ダム建設に先立つこと5年、翌1968年(昭和43年)に完成した。恵利原ダムに隣接して作られた浄水場からの送水管の工事は1966年(昭和41年)より開始されていたため恵利原ダム完成から3箇月後の1968年(昭和43年)11月から給水が開始され、神路ダム建設途中の1971年(昭和46年)5月からは1日最大給水量10,840トンとなった。 恵利原ダムの主要諸元は以下の通り。 型式: 重力式コンクリートダム 堤高: 13.0 m 堤頂長: 57.0 m 堤頂幅: 4.5 m 堤体積: 3,841 m3 総貯水量: 120,000 m3 有効貯水量: 114,000 m3 恵利原ダムは堤高が15 m以下であるため、日本の河川法では堰となる。 後述する南勢志摩水道からの給水開始後は、恵利原ダムはメンテナンス時に閉じられる以外は常時開放に近い状態となった。
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