恵信尼との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 01:34 UTC 版)
「善鸞義絶状」(「慈信房義絶状」)に、「マヽハヽニ イ井マトワサレタルトカヽレタルコト」、「マヽハヽノアマノイ井マトワセリト イフコト」とある。この「マヽハヽ」とは継母のことで、その解釈には2通りあり、字義通り恵信尼を慈信房(善鸞)の義母とみる解釈と、実母である恵信尼を中傷して述べたものとみる解釈がある。「マヽハヽ」のあとに「コトニ アサマシキコトナリ」、「アサマシキ ソラコトナリ」とそれぞれ続くため、細川行信、宮城顗、野田晋らは実母の恵信尼を中傷する表現としている。日本史学者の平雅行は、「善鸞義絶状」に記されている「みぶの女房」を善鸞の実母もしくは実母の近親者とし、恵信尼を継母と考察している。
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