十進法導入後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 16:17 UTC 版)
「イギリスの紙幣と硬貨の一覧」の記事における「十進法導入後」の解説
1971年2月15日の「十進法の日 (Decimal Day)」から十進法が導入され、1ポンドは100ペンスとなった。当初は「新ペンス (new pence)」という表記が用いられたが、1982年以降の鋳造硬貨から「新 (new)」という表現は用いられなくなった。旧来の1シリング硬貨は5(新)ペンス相当(1ポンドの20分の1)としてそのまま通用し、例えば、2ポンド10シリング6ペンス (£2 10s 6d) は、2ポンド52ペンス半 (£2.52½)となった。それまでのペンス単位は「d」と表記されていたが、新ペンスは「p」と表記されることになった(当初は「np」とも表記された:「n」は "new")。十進法の導入により、72ペンスは、£0.72、ないし、72p と表記されるようになった。いずれの表記の場合も、単位の部分は「ペンス」の代わりに「ピー」と発音されることがよくある。 十進法導入以降の硬貨名称英語表記額面価値 注記ハーフペニー Half penny £0.005 1⁄2p しばしば「ヘイプニー (ha'penny)」と表記され、発音されるが、広く「ハーフピー」とも呼ばれた。1984年12月に廃止され、流通停止。 1ペニー One penny £0.01 1p 2ペンス Two pence £0.02 2p 5ペンス Five pence £0.05 5p 1シリングの後継硬貨。1990年にサイズが小さく変更された。 10ペンス Ten pence £0.10 10p フローリン(2シリング)に代わるものとして導入された。1992年にサイズが小さく変更された。 20ペンス Twenty pence £0.20 20p 1982年に導入 25ペンス Twenty-five pence £0.25 25p、「クラウン」 1972年から1981年まで、旧クラウンを継承して記念硬貨として発行。1990年以降、記念硬貨は5ポンド硬貨で発行されるようになった。 50ペンス Fifty pence £0.50 50p 10シリング紙幣(通称「テン・ボブ・ノート (ten bob note)」)に代わるものとして十進法施行に先立つ1969年から導入。当初は「テン・ボブ・ビット (ten bob bit)」とも呼ばれた。1997年にサイズが小さく変更された。 1ポンド One pound £1 1ポンド紙幣に代わるものとして1983年から導入。2017年3月より12角形硬貨を導入。 2ポンド Two pounds £2 記念硬貨として1986年から導入され、1997年から通常の硬貨として流通。 5ポンド Five pounds £5、「クラウン」 記念硬貨として1990年から導入され、記念硬貨はそれまでの25ペンスに代わって5ポンドで発行されるようになった。 ソブリン Britannia, sovereign, half sovereign 地金型金貨各種
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