十進浮動小数点数の交換形式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 08:56 UTC 版)
「IEEE 754」の記事における「十進浮動小数点数の交換形式」の解説
十進浮動小数点数に対しては、32の倍数のビット数での交換形式が定義されている。 二進の場合と同様、符号、指数、仮数と符号化していくが、仮数部は十進の各桁をより詰め込めるよう、BCDなどではなく Densely Packed Decimal および Binary Integer Decimal(英語版) を採用し、ビットの扱いが二進と比べ複雑になっている。またこの標準では、2つの符号化方式(DPDとBID)のどちらを使っているかを示す方法を用意していない(世の中にはエンディアンが2種類あるが、IEEE 754 が交換形式のエンディアンを指定していないのと同じである)。いずれにせよ符号・指数・仮数によって表現することには変わりはない。また、NaNの表現は、二進同様に正規化数とは別扱いである。
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