十位の数字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 08:47 UTC 版)
1941年に制定された称号規程では、鋼製客車の十位の数字は木造客車との区別を容易にするため3-9と設定されたが実際には3-4が用いられ、戦後、戦災復旧客車や鋼体化客車の登場とともに範囲が広がった。1953年称号規程では1・2も加えられ、軽量客車、固定編成客車等に使用された。 十位の数字は特に定義づけられてはいないが、以下に1953年称号規程以降、事実上用いられた区分を示す。なお、()内の車両はこの規程が制定された後に設計・製造されたものである。 形式番号車種例1 (軽量客車) (ナハ10系) 2 1953年称号改正で一部使用 3 - 5 一般的な鋼製客車 スハ32系・オハ35系・スハ43系客車群(5は一部の使用に留まる) 6 鋼体化客車 60系客車群 7 戦災復旧客車 70系客車群 8 (和式客車) (スロ81系) 9 特殊客車 20系固定編成客車登場以後の客車 同じく規程上ではなく事実上用いられた区分。但し、JR化後に新製されたE26系(代用電源車カヤ27-501を除く)はこの数字の前にJR東日本の車両を示すE(Eastの頭文字)が付く。 形式番号車種例1 分散電源方式 12系・14系・14系15形 2・7 集中電源方式 20系・24系・24系25形・E26系・77系 3 一般形 35系4000番台 4 設定なし 5 一般形 50系・50系51形 6・8・9 設定なし
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