60系
60系(I)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 15:09 UTC 版)
西武鉄道モハ221形・クハ1221形を1960年(昭和35年)から1961年(昭和36年)にかけて2扉クロスシート車に改造して譲受。1982年(昭和57年)にデハ63とクハ163を除く4両が廃車、残りの2両も1985年(昭和60年)に廃車。
※この「60系(I)」の解説は、「一畑電車」の解説の一部です。
「60系(I)」を含む「一畑電車」の記事については、「一畑電車」の概要を参照ください。
60系(1980年 - 1990年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 10:05 UTC 版)
「トヨタ・ランドクルーザー」の記事における「60系(1980年 - 1990年)」の解説
1980年(昭和55年)8月、ステーションワゴン56型(日本国外は55型)の後継車種として登場。40系以来の構成から脱却、独立して本格ステーションワゴンを目指したモデルである。フロントの独立フェンダーを廃止することで先代のイメージは完全に払拭され、当時北米で人気だったステーションワゴン然としたスタイルに生まれ変わった。このボディーの基本デザインはこの後も大きく変わらず、クロームメッキバンパーやバックドアに上下開きタイプが追加されたり、ドアミラーの採用やハイルーフ仕様の設定、サイドステップやオーバーフェンダーの設定など、時代に合わせた装備の追加、変更が数多く行われた。 デビュー当初から前期の60系に設定されていたボディカラーは、ホワイト、フリーボーンレッド、トラディショナル・ベージュ、フィールライクブルーの4色。HJ60Vなどにハイルーフ仕様が設定された後期型になると、上級グレードにワイルドステージ・トーニング(上半シルバー、下半濃紺系メタリックの2トーンカラー。内装はグレー)やベージュメタリック(やや薄い茶色メタリック)が加わり、オプションでそれぞれのカラーに合わせたサイドストライプ(塗装ではなくデカールのステッカー)が用意されていた。 拡大されたボディーの恩恵を最大限に利用して居住性の向上が図られ、インテリア面でもそれまでのモデルからラグジュアリー性が高められており、室内カーペットなど乗用車化が進んだ。とりわけ「Gパッケージ」と呼ばれる上級装備オプションの設定や、後期モデルから行われた装備やトリムの違いによるグレード設定も、インテリアの進化を加速させる。また、上級グレード装備やオプション装備の中には、電動アジャスタブルシートや電動ムーンルーフ、フロントシートヒーター、オーバーヘッドコンソールといった豪華装備も用意され、その後の贅沢SUV路線に先鞭を付けた。 ガソリンエンジンは56型(日本国外は55型)から変わらず6気筒・4.2 Lの2F型であったが、新たにランクルでは初となる6気筒・4.0 Lの2H型(日本国内は1982年〈昭和57年〉から)と4気筒・3.4 Lの3B型の2種のディーゼルエンジンが設定される。ステーションワゴンのラインナップに初めてディーゼルエンジンが加わった。このモデルは販売から40年近くが経過しているが後継モデルの80系や100系と比較してボディサイズが一回り小さく、運転のしやすさから現在でも実働車が数多く、中古市場では高い人気がある。 1980年(昭和55年)8月、日本国内モデルのバックドアは観音開き(形式記号 C、カタログ特徴記号 VKC)のみ。グレードはビニールシートとセミトリムのスタンダード(STD)と、ファブリックシートとフルトリムの「Gパッケージ」が選べた。 1981年(昭和56年)10月日本国外のみであった上下開き式バックドア(型式記号 M、カタログ特徴記号 VLS)を国内にも設定。 パワーステアリングを国内にも設定。 ソフトライドスプリングを国内にも採用、この仕様の最大積載量は350 kgとなる。 1982年(昭和57年)10月ディーゼルエンジンが昭和57年排出ガス規制に適合、識別記号が「N-」となる。 国内モデルにも直列6気筒・4,000 ccの2H型ディーゼルエンジンを設定(GXハイルーフのみ)。 国内ディーゼルモデルにGXグレードを新設。 ディーゼルモデルに5速M/Tを新設。 ディーゼルモデルにハイルーフを追加。 電動リモコン式フェンダーミラーをGXに採用(国内)。 1984年(昭和59年)11月、70系のデビューに合わせマイナーチェンジ。ガソリンエンジンを4,000 ccの3F型に変更。ショートストローク化とフライホイールの軽量化など高回転寄りの設定となり、加えて排ガス対策のため、力強さは失われた。 ガソリン車にも5速M/Tを設定。 リアバンパーを分割し、ステップを新設。 1985年(昭和60年)10月2H型直6ディーゼルエンジンを直噴ターボ化した12H-T型を搭載したモデルを追加。国内では最上級グレードのバン4000VX(HJ61V-MMZX)のみに限られた。このモデルにはデフロックがオプションで設定された。 12H-T型、2H型搭載モデルに4速A/Tを設定。 サスペンションシートを設定(フロア形状変更)。 1986年(昭和61年)8月3B型エンジン廃止。 VXのトリムを変更。 1987年(昭和62年)8月、マイナーチェンジ。ヘッドランプを角型4灯に変更。 インストゥルメントパネルの変更と同時にオーディオスペースを2DIN化。 国内にもワイドタイヤ(31X10.50R15 LT)とバンVXにオーバーフェンダーを設定。これらの変更は当時開発が進んでいた80系への買い替えをスムーズに促すためのデザインとされた。 1988年(昭和63年)8月、ガソリンエンジンの3F型を電子制御燃料噴射化した3F-E型を搭載した、70ワゴン(ライト系)に続く乗用車登録モデルとなる、ワゴン4000VX(FJ62G-PEZE)を追加。 1989年(平成元年)10月 、 生産終了。在庫対応分のみの販売となる。 1989年(平成元年)12月、販売終了。 当初80系への切り替えは1989年(平成元年)10月を予定していたが、新機構部分の問題解決に多くの時間を要し、11月に延期されるも60系の駆け込み需要に生産工場が対応しきれず、80系の発売は最終的に年明けの1990年(平成2年)1月にずれ込んだ。そのため60系は同月まで生産が続けられることになった。
※この「60系(1980年 - 1990年)」の解説は、「トヨタ・ランドクルーザー」の解説の一部です。
「60系(1980年 - 1990年)」を含む「トヨタ・ランドクルーザー」の記事については、「トヨタ・ランドクルーザー」の概要を参照ください。
- 60系のページへのリンク