北滑走路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 20:45 UTC 版)
2020年現在、3,100mの滑走路が1989年に開通した既存の10R/28L滑走路(開港時は10/28滑走路)と平行して建設中である。滑走路の計画許可は当初31の計画条件が添付された2007年8月に付与された。 新滑走路は10R/28L滑走路の北側に並行して走り、運用開始後は年間3000万人の乗客を運ぶことができ、長さは3,110mになるという。2009年3月、ダブリン空港公団(DAA)は協議案の中で、長距離航空会社との協議の結果、新滑走路の長さを3,660mにする可能性があると発表した。この長さにより、ダブリンから極東への直行便を可能にするとされている。滑走路の費用は約3億ユーロと予想されていた。 一方、同社はエプロンの拡張や出口誘導路の整備などに多額の投資を行い、既存の主要滑走路の効率を最大限に引き出すことに成功した。16/34滑走路は、日中は10R/28L滑走路を利用した航空機の誘導路として利用されることが多い。16/34滑走路は空港の工事により、夕方に使用することが多い。 世界的な金融危機と消費者需要の低下の予想による寸縁の遅れののち、2016年4月に新しい滑走路が2017年に着工し、2021年までに完成することが発表された。 2020年10月8日、既存の滑走路10/28が10L/28Rになることを見越して、10R/28Lに再指定された。
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