創案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 08:03 UTC 版)
ペア碁の発想の元となったのは、古くから存在した対局形式「連碁」(双方数人ずつがチームを組み、交代で着手する)である。たとえば1837年(天保八年)には、土屋秀和・竹川弥三郎(先番五目コミ)対太田雄蔵・服部正徹の、2対2の連碁が打たれている。 囲碁は特に右脳を使うゲームである。連碁は、エキシビションとしての楽しさはあるが、同じ進行を複数の碁盤に並べる形式では左脳を使うことになり、勝負を競うゲームとしての意味合いが薄いことから一つの碁盤を使って二人対二人で対局する「ペア碁」の構想が生まれた。 現代的なペア碁は、1990年に株式会社ぐるなびの創業者である滝久雄によって、囲碁の普及のために女性と子供の囲碁ファンを増やしたいという思いで創案された。1990年に開催された第1回大会では、石田芳夫九段が審判長を務め「ペア碁」はやってみると楽しいと称賛した。現在では世界75カ国・地域(2019年10月時点)で開催されている。
※この「創案」の解説は、「ペア碁」の解説の一部です。
「創案」を含む「ペア碁」の記事については、「ペア碁」の概要を参照ください。
「創案」の例文・使い方・用例・文例
品詞の分類
- >> 「創案」を含む用語の索引
- 創案のページへのリンク