前半における主要人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 03:19 UTC 版)
後藤昭司 / マニヨン タカシの親友。物語前半の準主人公。坊主頭の巨漢で、あだ名は顔付きがクロマニヨン人に似ていることに由来。作中では「ゴリラ顔」とも称される。愛車はゴリラ。 タカシが転入した笠原二中で番長的な存在で、友人のミッツと共に最初にタカシに話しかけ、ZEROSに入るきっかけを作った。極楽との抗争ではシンヤとともに重傷を負う。彼女の大山しのぶは「類は女を呼ぶ」と証されるなどマニヨンと似た風貌。初めて友人の単車を借りて暴走に参加した翌朝の1981年9月24日、大型車にはねられ死亡。16歳没。 石川翔子 / ショウコ タカシの転入先の同級生で彼と親しくなるごく普通の女学生。ZEROS年末集会の際に女友達と共に見学に来るなど、暴走族にも興味を示す。中学卒業後はタカシと別な高校へ行くがそれでも親しい付き合いをして来たが、父親が不良であるタカシとの交際を認めなかったため、次第に会う機会を奪われていく。最終的にはユーコの存在もあり、タカシからフラれてしまう。その後も度々街中で再会するも、進展は一切起こらなかった(ユーコと別れた後にタカシから声をかけるも、ショーコは完全に過去のことと切り捨てていた)。 ユーコ 冴子の後輩で進学せず彼女の店で働いている。タカシとは初対面の時から互いに好印象を抱き、徐々に惹かれ合っていく。暴走行為に理解を示しきれないショーコとのギクシャクした関係だったタカシを誘惑し、ショーコとの関係にピリオドを打つことを条件に正式に交際をスタートさせた。父親がいない家庭環境のため経済的に恵まれておらず、そのためヌードモデルなど怪しげなバイトをしていたり、男性関係も盛んというような、よからぬ噂が絶えなかったが、根は一途。和也からヨンフォアを買い取るのに金策に追われるタカシのために冴子から給料を前借りして渡すなど、献身的な一面も。 前に付き合っていた「カタギではない」彼氏が出所し、再会。復縁を迫られる。このことがきっかけでタカシとはすれ違うようになってしまう。最後はマニヨンと新美の死に大きなショックを受けていたタカシとは対照的にシンナーにふけっていた現場を見られてしまい、喧嘩別れすることとなる。
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