利用部位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 21:23 UTC 版)
マダコに比べて皮膚だけでなく肉質も柔らかく、水っぽく、それが和名の由来になっている。かつては水っぽさからマダコと比較され評価が低かったが、マダコの漁獲量減少により見直されている。「コクが強いマダコよりおいしくない」と言う人もいれば、「食感としてはミズダコの方が歯触りが良い」と言う人や、吸盤が大きいミズダコの方を好む人もいる。体の大きさから含まれるタウリンの多さではマダコをしのいでいる。またミズダコのうち、雌の方が雄よりも味が良いという意見もある。料理方法としては刺身(足・頭)、寿司、たこ焼き(足・頭)の他には、おでんや塩茹で、たこしゃぶ(しゃぶしゃぶ)、唐揚げ、汁物、干物、燻製、酢蛸、塩辛(イカの塩辛とは別物)などがある。 北海道・東北では、マダコの代わりに各種タコ料理として利用され、正月料理に使われるタコの多くがミズダコである。本来タコは、腕(足)の方が利用価値は高いが、産地では、足より胴(頭)の方が利用頻度は高い(足よりも頭の方が安いという事情もある)。そのほか口(顎板:通称タコトンビ)が流通している。北国では肝臓や卵巣などの内臓を「道具」と呼び、食用とする。
※この「利用部位」の解説は、「ミズダコ」の解説の一部です。
「利用部位」を含む「ミズダコ」の記事については、「ミズダコ」の概要を参照ください。
- 利用部位のページへのリンク