分裂 (企業等)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/07 20:37 UTC 版)
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分裂(ぶんれつ)とは、企業・団体等が運営方針・後継者争い・労働争議等により敵対的に独立することである。
分裂の例
分裂前の商号・屋号・組織名に似た名称を使用することが多いが、分裂前とは全く異なる名称を使用することもある。
独立後も敵対的な場合が多い。
- トロイ(大阪)→東京トロイ(東京)
- サクマ製菓→佐久間製菓(現在は廃業)
- 一澤帆布工業(相続裁判の結果により、社長が先代の三男→長男→三男夫人)→一澤信三郎帆布(三男)、帆布カバン・喜一澤(四男)(すべて京都府京都市東山区)
- 東宝→新東宝(後に倒産、事業は東宝や東京放送(旧TBS)を中心として設立した国際放映が継承、のちにアニメ制作部門プロデューサーの藤岡豊らによって東京ムービー新社を設立)→大蔵映画/新東宝映画
- 孔官堂→日本香堂(旧・東京孔官堂)
- ほっかほっか亭→ほっともっと(フランチャイズ最大手のプレナスが離脱、新店舗名を発表)
- 新日本プロレス→UWF、ジャパンプロレス、猪木事務所(現猪木ゲノム事務所)ほか
- 全日本プロレス→プロレスリング・ノア
- 日本社会党(1996年に社会民主党となる)→新社会党、旧民主党(のち民主党を経て立憲民主党に至る)
- 自由党(小沢自由党。のちに現民主党に合流、小沢グループとなる)→ 保守党
- 世界真光文明教団→崇教真光
- 山口組→神戸山口組→絆會
- 東方神起→JYJ
- 飛行機研究所(後の中島飛行機→富士重工業→SUBARU)→ 川西機械製作所(後の川西航空機→新明和工業)
- カレーのチャンピオン→カレーハウス・ターバン
- エバー航空→スターラックス航空
- ぼてぢゅう(後の大阪ぼてぢゅう)→ぼてぢゅう総本家(ぼてぢゅうグループののれん分け元、現在は廃業)
- 洋菓子のヒロタ→大阪ヒロタ(現在は廃業)
- 自由軒→せんば自由軒
- キタムラ→K2
- 青林堂→青林工藝舎
- エニックス→マッグガーデン、一賽舎(後の一迅社)
- アール・エフ・ラジオ日本→月刊日本
- 月刊WiLL→月刊Hanada
- 極真会館→極真系諸団体(極真会館#分裂騒動参照)
- ダスラー兄弟商会(後のアディダス)→ルーダ(後のプーマ)
- 宏池会→有隣会、志公会
- 国鉄労働組合→鉄道労働組合・日本鉄道産業労働組合総連合(民営化後に両者が合併して日本鉄道労働組合連合会となる)
- 国鉄動力車労働組合→全国鉄動力車労働組合、国鉄千葉動力車労働組合、鉄道産業労働組合
- 東日本旅客鉄道労働組合→JR東労働組合、日本輸送サービス労働組合
- JR東海労働組合→JRセントラル労働組合
- 落語協会→落語三遊協会(五代目円楽一門会への参加者以外は後に落語協会へ復帰)、落語立川流
- 全逓信労働組合→郵政産業労働組合・郵政労働者ユニオン(後に両者が合併して郵政産業労働者ユニオンとなる)
- 全国電気通信労働組合→通信産業労働組合
- 横浜フリューゲルス→横浜スポーツ&カルチャークラブ
分裂後に再統合した例
関連項目
「分裂 (企業等)」の例文・使い方・用例・文例
- その大会社は2つの独立した会社に分裂した
- ダム建設問題で村民は2つに分裂した
- その党は3つの小さなグループに分裂した
- その国は内乱で分裂した
- 団結すれば立ち,分裂すれば倒れる
- 内部から分裂する可能性
- 精神分裂病質の人は普通非社交的だ。
- 分裂病質人格
- 植物は頂端分裂組織によって成長する。
- これらのイラストは有糸分裂の進行を示している。
- この国の社会的分裂はますます深刻になっている。
- 売渡請求は相続による株主の分裂を事前に防ぐことができる。
- 放射線治療は細胞分裂を妨げる。
- 内紛が党の分裂したもとです。
- 内部分裂した家は倒れる。
- 党派は二つに分裂した。
- 宗教的側面では、その決定は信者たちに深刻な分裂をもたらした。
- 今日若者たちは、自分には何の罪もないのに、国際的な悪感情と核破壊の脅威によって分裂した世界に生きている。
- その国は戦争で分裂した。
- インフレ問題が党を分裂させた。
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