分布と構造とは? わかりやすく解説

分布と構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 01:37 UTC 版)

国分層群」の記事における「分布と構造」の解説

国分平野西側シラス台地十三塚原)、および姶良平野を囲む丘陵下層部を構成する。「国分」と名付けられているものの、かつての国分市内で露出する場所はない。 姶良平野の西に聳える赤崩山塊中腹海抜200メートル上の場所にも露出しており、この地域急速な隆起があったことを示している。 下部の地質 四万十層群の上重な安山岩流紋岩玄武岩などの火山岩加治木安山岩類)が基盤となっている。 加治木層(かじきそう国分層群最下層部にあたる。姶良平野東端部から北部にかけて露出する。泥や砂からなり最大厚さ100メートル以上。海に棲む貝類軟体動物有孔虫大型植物魚類昆虫類などの化石を含む。 鍋倉層(なべくらそう) 姶良平野中部別府川流域露出する最大厚さ60メートル火砕流堆積物鍋倉火砕流堆積物)と、軽石スコリアを含む砂礫からなり湯湾岳などにおいて安山岩貫入見られる蒲生層(かもうそう姶良平野中部別府川流域露出する。泥や砂からなる淡水棲む珪藻類大型植物の化石見られる小浜層(おばまそう) 国分平野姶良平野挟まれ霧島市隼人町小浜付近にわずかに露出する厚さ12メートル程度火砕流堆積物最大厚さ25メートル軽石を含む砂礫からなる朝日層(あさひそう) 国分平野西側から隼人町小浜にかけての十三塚原南側斜面露出する。砂や泥を含み最大厚さ40メートル小田層(おだそう) 国分平野南西付近姶良平野北東部付近に露出する最大厚さ60メートル凝灰角礫岩を含む火砕流堆積物小田火砕流堆積物)と砂礫からなる隼人層(はやとそう) 国分平野西側から姶良平野西端部にかけて広く分布する最大厚さ40メートルあり、砂、泥、礫からなる姶良平野西部には火砕流堆積物挟まれている場所がある。 麓層(ふもとそう) 姶良平野西部露出する最大厚さ25メートルあり、礫や泥の層を含む。植物や海に棲む貝類化石含まれる国分層群最上層部にあたる。 上部の地質 吉田化石層と呼ばれる貝類化石多く含む地層や、50万年前小林カルデラ小林盆地)から噴出した小林火砕流堆積物などに覆われている。その上に33万年前に加久藤カルデラ加久藤盆地)から噴出した加久藤火砕流堆積物11万年前に阿多カルデラから噴出した阿多火砕流堆積物2万5千年前に姶良カルデラから噴出した入戸火砕流堆積物などが積み重なっている。

※この「分布と構造」の解説は、「国分層群」の解説の一部です。
「分布と構造」を含む「国分層群」の記事については、「国分層群」の概要を参照ください。

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