でいり‐すじ〔‐すぢ〕【出入り筋】
出入筋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/20 03:17 UTC 版)
民事訴訟担当である出入筋では、江戸の町人・寺社領の町・寺社門前および境内借地の者、旗本や御家人、そして諸大名家の家来の訴えを受理して裁判を行った。 出入筋は主に、「金公事」(または「金銀出入」)と、「本公事」に分かれる。金公事は、借金銀・売掛金などの利息付・無担保の金銭債権に関する給付請求で、本公事はそれ以外の出入物の総称である。不法・疵付・誘引・密通などの可罰的事案が出入筋で審議される場合も本公事となる。 「公事#訴訟としての公事」の頁も参照
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