冬の暁【フユノアカツキ】(草花類)
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登録番号 | 第13024号 |
登録年月日 | 2005年 3月 23日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 冬の暁 よみ:フユノアカツキ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社精興園 | |
品種登録者の住所 | 広島県福山市新市町大字金丸789番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山手義彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統に寒系小ギクを交配して育成されたものであり、花は鮮赤紫色で基部が黄白色の小輪で切花向きの品種である。草型は直立性、草性は高性、開花時の草丈は中である。茎の太さはやや細、色は褐、強さは強、中空の程度は無、摘心後の分枝性は中、側らいの発生程度は多、節間長は短である。葉身長は中、葉幅はやや狭、葉の縦横比はやや大、葉柄の長さは長、一次欠刻はやや深、表面の色、裏面の色、毛じの多少及び光沢度は中、厚さはやや薄、硬さはやや硬、葉柄の着生角度は上向き、たく葉の有無は殆どの葉に付着、形は2深裂、大きさは中、分布状態は主として両側に付着するである。花房の形は平形、花の大きさは小、厚みはかなり低、舌状花の重ねは2~4列、舌状花数はかなり少、管状花部の直径はかなり小、管状花数は中、分布は集中、長さはやや小である。花弁の形は平弁、先端の形は丸い、花弁の長さはかなり小、幅はかなり狭、外花弁の表面の色は鮮赤紫(JHS カラーチャート9507)で基部が黄白(同2501)、裏面の色は濃紫ピンク(同9213)、舌状花表面の色の分布状態は底白、外花弁の角度は平、花盤の色は黄緑、花たくの形は平らな円錐状、大きさは極小、総ほうの大きさはかなり小、花首の太さは極細、長さはやや短、生態分類型は寒ギク、開花の早晩性はやや早である。「寒えがお」と比較して、茎の色が褐であること、舌状花表面の色の分布状態が底白であること等で、「セイブルーム」と比較して、たく葉の形が2深裂であること、外花弁の表面の色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成10年に出願者のほ場(広島県福山市)において、出願者所有の育成系統に寒系小ギクを交配し、その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「冬の曙」であった。 |
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