再建 - キャメル・レアード・シップリペア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/10 17:18 UTC 版)
「キャメル・レアード」の記事における「再建 - キャメル・レアード・シップリペア」の解説
A&Pグループは、バーケンヘッドの子会社 A&Pバーケンヘッドを2005年にノースウェスタン・シップリペアラーズ・アンド・シップビルダーズに売却した。ノースウェスタン・シップリペアラーズ・アンド・シップビルダーズの持分50%を保有し、マージー・ドックス・アンド・ハーバー・カンパニーを傘下に収めるピール・ホールディングスは、2007年1月にウィラル・ウォーターズによる再開発のためにキャメル・レアードの造船所および周辺敷地を買収したが、ノースウェスタン・シップリペアラーズ・アンド・シップビルダーズは経営再建の中核となる造船所施設を引き続き長期リースで借り受けて操業を続けている。 2007年にはノースウェスタン・シップリペアラーズ・アンド・シップビルダーズがキャメル・レアードの名称を利用する権利を取得したと発表された。これを受けてノースウェスタン・シップリペアラーズ・アンド・シップビルダーズは2008年11月17日に社名をキャメル・レアード・シップリペアラーズ・アンド・シップビルダーズに変更した。同社によれば、この社名変更は再建が軌道に乗り適切な時期になったことに加え、「キャメル・レアードは国際的に認知されたブランドであり、入札の際に好感を得やすい」からだという。 2008年2月には国防省からイギリス海軍補助艦隊のフォート・ロザリーのオーバーホールを2800万ポンドで受注した。 2010年1月には空母クイーン・エリザベスの飛行甲板の製作を4400万ポンドで受注した。 2012年5月には造船所が完全な建造能力を取り戻したことに加え、ダヌーンを拠点とする船会社ウェスタン・フェリーズが新たに建造するカーフェリー2隻の優先入札者となったことが発表された。2012年10月には受注したカーフェリーMVサウンド・オブ・セイル (2代目) と MVサウンド・オブ・ソアイの建造が開始された。 2014年4月には、政府は英国南極観測局向けの調査船の調達を決定し、キャメル・レアードは2015年に推定総額2億ポンドとされる建設契約を勝ち取った。調査船サー・デイヴィッド・アッテンボローは2019年の就役が予定されている。 2017年10月にはイギリス海軍の31型フリゲートの建造契約に入札するため、BAEシステムズとの協力協定を締結したことが発表された。 2018年にレッド・ファンネルは貨物フェリーMVレッド・ケストレルの建造を1000万ポンドでキャメル・レアードに発注した。起工式は同年5月31日には行われ、翌年に就航した。 2018年10月には国防省からタイド型給油艦の「ロット3」4隻の維持管理を推定2億6,200万ポンドで受注した。このほか、キャメル・レアードが既に請け負っているイギリス海軍補助艦隊の艦船9隻の維持管理についても、新たに3億7,700万ポンドの契約を締結することが発表された。
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