内藤裕紀とは? わかりやすく解説

内藤裕紀

読み方ないとうゆうき
【英】Yuuki Naito

内藤裕紀とは、主に法人向けCGMブログSNSなど)に関連したシステム・サービス提供している株式会社ドリコム創業者代表取締役社長である。1978年東京都出身

学生時代から起業考えていた内藤裕紀は、高校生の頃から経済関係シンポジウム参加していた。京都大学経済学部2年生の時、家庭教師ビジネス起業する失敗。その翌年には、学生向けのベンチャービジネスコンテストで優勝している。それからまもなくして仲間と共にドリコム前身となる有限会社ドリコム設立した。しかし初年度売上げはわずか数万であったという。

ドリコム技術力武器とし、主に大企業顧客とするシステム開発事業により成長始める。2003年当時はまだ登場したばかりであったブログいち早く着目し事業で扱うようになるブログサービス提供する法人向けに、サービス基盤となるブログシステムを提供することで、ドリコムはブログシステムを提供する代表的企業という定評を得るに至る。2003年の、経済産業省後援するDreamGateにおいては100人の起業家1人として内藤裕紀が選出されている。

内藤裕紀
※画像提供 / 株式会社ドリコム

2006年2月に、創業から5年目東証マザーズ上場し当時最先端技術であったブログ独自に開拓して成功した点、さらに、代表の内藤裕紀が27歳会社上場させた点などにより、ドリコム上場ニュース大きな話題となった

現在ドリコムでは、ブログと共にSNS(ソーシャルネットワーキングシステム)やCMSコンテンツマネジメントシステム)のサービス企画システム提供を行うほか、広告技術の提供や、グループでは携帯コンテンツUGCサービス提供するなど、CGM/UGC関連サービスを軸として精力的に事業展開している。


更新2008年10月
参照リンク
株式会社ドリコム

内藤裕紀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/28 01:42 UTC 版)

内藤 裕紀(ないとう ゆうき、1978年7月7日 - )は日本実業家株式会社ドリコム創業者[1]2003年より同社代表取締役社長[1]

人物・経歴

東京都出身。1997年海城高等学校を卒業後[2]京都大学経済学部に進学[2]。同学在学中の2000年に京都の大学生を中心とした学生団体ドリコムを設立。2001年に日本初となるブログサービス「マイプロフィール」を提供する有限会社ドリコムを設立し[3]代表取締役に就任。2003年に同社を株式会社化し、代表取締役社長に就任。2006年2月に同社は東証マザーズへの上場し、同市場最年少上場企業経営者として脚光を浴びる[4]。その後一貫して、同社の代表取締役社長として、ソーシャルゲームインターネット広告など、インターネット領域でのサービス開発・提供に携わる。

また企業経営以外でも、日本における最初期の学生起業家として上場、事業の再興・拡大を導いた経験を活かし、次世代の起業家育成や[5]ITプログラミング教育の振興にも積極的に関与するなど[6]、後進の育成を通じたIT業界、日本経済の活性化に取り組んでいる。

身長183.4 cm、体重70.0 kg、シューズサイズ:28 cm。趣味はトライアスロン。その眉目秀麗さと長身から同業者間では「王子」と仇名され、CM出演歴もある。

尊敬する人物に、諸葛亮孔明を挙げている。

略歴

  • 1997年3月:海城高等学校卒業
  • 1998年4月:京都大学経済学部入学
  • 2000年6月:学生団体ドリコム設立
  • 2001年11月:有限会社ドリコム設立。代表取締役に就任
  • 2003年3月:株式会社ドリコムへ組織変更。代表取締役就任(現任)[1]
  • 2004年11月:IT企業経営者向けコンファレンス「NILS」にて登壇。自社株式の上場を意識[7]
  • 2005年1月:株式会社ドリコムテック代表取締役就任
  • 2006年2月:株式会社ドリコム東証マザーズ上場[8]
  • 2006年5月:株式会社ドリコムジェネレーティッドメディア(現株式会社じげん)代表取締役就任
  • 2006年12月:株式会社ドリコムマーケティング取締役就任
  • 2007年4月:株式会社ジェイケン(現株式会社ドリコム)代表取締役就任
  • 2008年3月:楽天株式会社と資本・業務提携。次世代行動ターゲティング広告領域での事業開発を主導[9]
  • 2009年12月:ソーシャルゲームの可能性にいち早く着目し、事業フォーカスのシフトを決定。米CrowdStar社との協業を開始[10]
  • 2011年6月:ギラン・バレー症候群に罹患。闘病を開始。(現在は完治)[7]
  • 2012年3月:インターネット×教育 領域へ参入。事業拡大を牽引し、同事業は2014年に楽天株式会社との合弁会社、株式会社ReDucateに[11]
  • 2014年7月:学生の起業支援プログラムとしてインキュベーションプログラム『Startup Boarding Gate』を考案・実施支援[12]
  • 2014年9月:株式会社ReDucate取締役就任
  • 2017年8月:株式会社BXD取締役就任 [13]

関連項目

出典

  1. ^ a b c 役員紹介 | 株式会社ドリコム”. www.drecom.co.jp. 2019年10月1日閲覧。
  2. ^ a b 内藤 裕紀” (日本語). 海城中学高等学校. 2019年10月1日閲覧。
  3. ^ vol.1 「ドリコム」が誕生するまで -株式会社ドリコム 取締役 廣瀬敏正 | 成長ベンチャーへの転職支援サイト startup スタートアップ”. www.s-venture.jp. 2019年10月1日閲覧。
  4. ^ 週刊BCN+. “ドリコム 代表取締役 内藤裕紀” (日本語). 週刊BCN+. 2019年10月1日閲覧。
  5. ^ 日本に新たなVCを 著名起業家ら連合「次世代」育成” (日本語). 日本経済新聞 電子版. 2019年10月1日閲覧。
  6. ^ KSプロジェクト「IT・プログラミングキャンプ」” (日本語). 海城中学高等学校. 2019年10月1日閲覧。
  7. ^ a b 貯金残高30万円、突然の重病… 幾多の苦境を乗り越えた、ドリコム内藤氏の復活劇” (日本語). ログミーBiz. 2019年10月1日閲覧。
  8. ^ 沿革 | 株式会社ドリコム”. www.drecom.co.jp. 2019年10月1日閲覧。
  9. ^ ドリコム、楽天と資本業務提携--第三者割当で新株発行も” (日本語). CNET Japan (2008年3月21日). 2019年10月1日閲覧。
  10. ^ ドリコム、Facebookでソーシャルゲームを提供するCrowdStar社との協業を開始 ~Facebookで2700万人が遊ぶ『Happy Aquarium』を国内で提供~ | 株式会社ドリコム”. www.drecom.co.jp. 2019年10月1日閲覧。
  11. ^ ドリコム/楽天と合弁会社設立を伴う業務提携” (日本語). ict-enews.net. 2019年10月1日閲覧。
  12. ^ 熱意ある学生を支援する5ヶ月間のプログラム『Startup Boarding Gate』を開催! | 株式会社ドリコム”. www.drecom.co.jp. 2019年10月1日閲覧。
  13. ^ 株式会社 BXD” (日本語). 株式会社 BXD. 2019年10月1日閲覧。

外部リンク




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