内服薬剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 04:14 UTC 版)
腸内細菌叢を正常化させるため、瀉下薬(便秘薬)と乳酸菌製剤が併用される事もある。 詳細は「瀉下薬」を参照 治療例 第一選択 酸化マグネシウム ... 0.6 〜 2.0g/日、1日1 〜 3回食後 ルビプロストン ... 1 〜 2 カプセル、食直後 リナクロチド...1日1錠 食前 追加処方 重曹座薬(レシカルボン) ... 便意が乏しい時 刺激性下剤の頓用使用(2,3日排便なかったら使用など) ポリカルボフィル、プロバイオティックス ... 糞便量が少ない時 周辺症状の治療腹部膨満 ... 桂枝加芍薬湯 腹痛 ... 大建中湯 上腹部症状のある腹部膨満や腹痛 ... クエン酸モサプリド 漢方薬では大黄甘草湯、乙字湯、加味逍遙散、麻子仁丸、防風通聖散、大建中湯、桃核承気湯、センナダイオウ錠などが用いられる。鎮静作用のある甘草が配合されていセンナダイオウ錠は、生薬そのままで頑固な便秘に作用する。 瀉下薬による副作用として、塩類下剤では高マグネシウム血症、刺激性下剤は習慣性になりやすく、薬剤に対する感受性が低下し、便秘薬を服用しないと排便が行われなくなる便秘薬依存症や腸管粘膜障害などがある。 酸化マグネシウム高齢者、腎機能異常患者には使用しない。プロトンポンプ阻害薬、骨粗鬆症治療薬との併用に注意を要する薬剤が多数ある。高マグネシウム血症防止のため、血液検査で定期的な血清マグネシウム値の測定が必要である。 センノシド ピコスルファート ルビプロストン リナクロチド エロビキシバット妊婦は禁忌。
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