兵37期とは? わかりやすく解説

兵37期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 01:59 UTC 版)

ハンモックナンバー」の記事における「兵37期」の解説

兵37期(卒業179名)は、帝国海軍歴史を通じて唯一同期生揃って少尉任官しなかったクラスである。兵学校卒業席次2番であった井上成美最先任者とする兵37期137名が1910年明治43年12月15日少尉任官し、兵37期の残る約1/4は約3か月遅れの1911年明治44年2月27日少尉任官した中尉への進級では、同期生揃って進級する通常の形に戻った同期生揃って少尉任官しないという異例措置は、当時国家予算都合により」と説明された。後年になって、兵37期が乗組んだ練習艦隊司令官だった伊地知彦次郎少将斎藤実海軍大臣宛てた意見書存在判明した。その意見書には「37期の候補生後半席次下位者)は、練習航海中の 勤務成績共に不良。彼らの反省促すため、37候補生後半任官半年遅らすべし」と書かれていた。 兵学校卒業席次が1番であった小林万一郎(1922年大正11年)、少佐時に病没)は、病気のため任官3か月遅れ組に入りハンモックナンバー138番以下に下がった。よって、少尉任官以降は、井上が兵37期のクラスヘッドとなった。 兵37期の出典は、特記ない限り井上成美伝記刊行編著井上成美井上成美伝記刊行会、1982年49-50頁。

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