共成駅とは? わかりやすく解説

共成駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 13:38 UTC 版)

共成駅
きょうせい
Kyōsei
天塩大沢 (3.6 km)
(2.6 km) 歌越
所在地 北海道苫前郡初山別村字共成
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 羽幌線
キロ程 91.6 km(留萠起点)
電報略号 キセ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1958年昭和33年)10月18日
廃止年月日 1987年昭和62年)3月30日
備考 羽幌線廃線に伴い廃駅
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1977年の共成駅と周囲約500m範囲。上が幌延方面。緑に囲まれて影で判別しにくいが、線路東側に仮乗降場スタイルの石組み土盛の2両程の長さのホームと、ホーム上横に赤錆色の屋根の待合室が見える。ホームへの昇降口は歌越側(上側)端にあった。そこへ右上の細い道が向かっている。下側に国道232号から別れて右上方向の共成地区中心へ向かう陸橋があるが、そちらから駅への道は無い。周囲に殆んど人家が無いが、今もこの状況は変わらない。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

共成駅(きょうせいえき)は、北海道苫前郡初山別村字共成にかつて存在した、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線(廃駅)である。電報略号キセ事務管理コードは▲121622[1]

一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)11月1日改定の時刻(廃止時の時刻表)で、下りのみ1本(急行「はぼろ」後継の主要駅停車列車。上りは停車)[2])。

歴史

  • 1958年(昭和33年)10月18日 - 日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の初山別駅 - 遠別駅間延伸開通に伴い、開業[3]。旅客のみ取り扱い[4]
  • 1987年(昭和62年)3月30日 - 羽幌線の全線廃止に伴い、廃駅となる[3]

駅名の由来

当地の字名より[5]。太田幸夫(2004)では「共に成功しよう」という願望からではないかと推測している[3]

駅構造

廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の東側(幌延方面に向かって右手側)に存在した[6]

無人駅となっており、ホーム上の待合所のみで駅舎は存在しなかった[6]

駅周辺

駅跡

1999年(平成11年)時点で跡形も無く[7]、2010年(平成22年)時点でも同様であった[8]。原野になっている。

隣の駅

日本国有鉄道
羽幌線
天塩大沢駅 - 共成駅 - 歌越駅

参考文献

  • 国土地理院25000分の1地形図

脚注

  1. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、231頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  2. ^ 時刻表『JNR編集 時刻表 1987年4月号』(弘済出版社1987年4月発行)JRニュース13ページより。
  3. ^ a b c 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 175. ISBN 4-89391-549-5 
  4. ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、872頁。 ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、109頁。ASIN B000J9RBUY 
  6. ^ a b 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)202ページより。
  7. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVI』(JTBパブリッシング1999年3月発行)23ページより。
  8. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング2010年4月発行)47ページより。

関連項目

外部リンク





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