六龍天
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 13:17 UTC 版)
10年以上前に東京全域を武力制圧した暴走族の初期幹部6人。傘下に合法・非合法問わず多くのカンパニーを持っており、事実上関東地域における裏稼業の頂点に位置する。作中では安達が最大の敵として登場し、他のメンバーも安達の仲間として登場はするが、ストーリーに大きくは関わらない。 安達智也 『六龍天』の一人であり、カズキ達の宿敵。6億円の個人資産を持ち、合法・非合法問わず多くのカンパニーに多額の投資をしている。 有り余る資産を持ちながら表立っては使えない裏稼業富豪であり、人生に退屈し、かつ絶望している。小柄で無精ヒゲを生やし、昼間でもパジャマにサンダル履きという不良には見えない容貌だが、内実は敵対者の出現を待ち望み、金で貧しい親に子供を虐待させて退屈を紛らわす凶悪な人間。また、暇にあかせて筋トレに打ち込んでおり、パジャマの下の肉体は鍛え上げられている。 加藤が番頭を張っていた詐欺店舗の金主であり、当初はカズキ達の大きな「的」に過ぎなかったが、サイケとタケオをリンチに掛けて半死に追い込み、バックスカーズの宿敵となった。 物語終盤では震災の被災地に高齢者ニュータウンを築く巨大な計画に投資し、その資本金を狙うカズキ達と最後の攻防を繰り広げた。 ヤクザの木下力也は腹違いの兄。兄弟揃って元は被虐待児童であり、温泉旅館で働いていた母に捨てられた過去を持つ。兄弟は母の同僚の仲居に育てられたが、養母からは虐待を受け、さらに男色の客相手の売春を強要されていた。 カズキ達に敗北した後は力也とともに警察に逮捕され、その生い立ちも含めてこれまでの行いが大々的に報道されたが、世間の目は冷ややかで、「不幸な生い立ちを言い訳にしてるけど、結局は自己責任だろ?」と切り捨てられた。
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