六根清淨とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 六根清淨の意味・解説 

ろっこん‐しょうじょう〔ロクコンシヤウジヤウ〕【六根清浄】

読み方:ろっこんしょうじょう

仏語六根から生じ迷い断って清らかな身になること。また、霊山登るときや寒参りなどの際に、六根不浄清めるために唱える語。六根浄


六根清浄

読み方:ロッコンショウジョウ(rokkonshoujou)

山詣りの行者などが唱える


六根清浄

作者都筑道夫

収載図書さかしま砂絵なめくじ長屋捕物さわぎ
出版社光文社
刊行年月1997.9

収載図書さかしま砂絵なめくじ長屋捕物さわぎ
出版社光文社
刊行年月1999.1
シリーズ名光文社時代小説文庫


六根清浄

作者宇江佐真理

収載図書斬られ
出版社集英社
刊行年月2002.5

収載図書斬られ
出版社集英社
刊行年月2005.4
シリーズ名集英社文庫


六根清浄

作者早瀬一郎

収載図書日本ばし芳町おふさ
出版社創美社
刊行年月2007.3


六根清浄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/09 08:46 UTC 版)

六根清浄(ろっこんしょうじょう, indriyasaṃvara)とは、人間に具わった六根を清らかにすること。「六根浄」ともいう。(indriya)を防護(saṃvara)すること。お経に説かれている六根は般若心経にもあるが、法華経の方がくわしい。六根清浄によるご利益について説いているのは法華経である。法華経は28の話で構成されている。その中の19番目の話の最初に登場する。修験道で唱えられている六根清浄は法華経に由来する。

六根とは、五感と、それに加え第六感とも言える意識の根幹である

のことである。

仏典の記載

Yatvādhikaraṇamenaṃ cakkhundriyaṃ asaṃvutaṃ viharantaṃ abhijjhā domanassā pāpakā akusalā dhammā anvāssaveyyuṃ.
Tassa saṃvarāya paṭipajjati, rakkhati cakkhundriyaṃ, cakkhundriye saṃvaraṃ āpajjati.

眼根が守られないままに住する者には、貪欲(abhijjhā)、憂悩(domanassā)といった悪しき(pāpakā)不善の諸法が流れ込む。
それゆえ比丘は、その防護のために進行し、眼根を守り、眼根の防護に至るのである。

…(耳根、鼻根、舌根、身根、意根について同様に説く)…

概要

六根は人間の認識の根幹である。それが我欲などの執着にまみれていては、正しい道(八正道)を往くことはかなわない。そのため執着を断ち、心を清らかな状態にすることを言う。そのため不浄なものを見ない、聞かない、嗅がない、味わわない、触れない、感じないために俗世との接触を絶つことが行なわれた(山ごもりなど)。

今日、剣山では白装束に身を包んだ信者が登山の際の掛け声として連呼しており、また、落語の「大山詣り」などではその様子が描写されている。現在でも扶桑教では富士への登拝中は「六根清浄お山は晴天」と歌っている。これは高山病にかかりにくくする効果もあると信じられている。

俗説

登山の際に用いられた結果、音便化し「どっこいしょ」になったという説がある。

関連項目


六根清浄

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 06:46 UTC 版)

名詞

ろっこんしょうじょう

  1. (仏教) 六根がその対象対す執着断って浄らかな状態になること(ウィキペディア三科」も参照)。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

六根清淨のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



六根清淨のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの六根清浄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの六根清浄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS