公務員退職・プロランナーへ転向表明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 07:01 UTC 版)
「川内優輝」の記事における「公務員退職・プロランナーへ転向表明」の解説
ボストンマラソン初優勝から凱旋直後の成田国際空港・到着ロビーにおいて、川内は自ら多数のマスメディア陣に対して、翌2019年3月31日限りで埼玉県庁を退職し、同年4月1日より「プロランナー」に転向することを発表した。 2018年5月20日の第24回星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソンでは自身初の71kmに挑戦し、2位以下に約30分もの大差をつける、同大会71km・男子の部において16年ぶりの大会新記録で優勝した。 2018年12月2日の福岡国際マラソンは、11km付近で先頭集団のハイペースについていけず早々脱落。レース後半で追い上げて、昨年に引き続き神野大地らを抜き去るも10位に留まった(優勝は服部勇馬で記録は2時間7分26秒、同大会の日本人覇者は14年振り)。2011年以降、福岡国際から僅か2週間後にフルの部出場7回目(但し2014年を除く)・通算8度目の当大会出走となる、12月15日の防府読売マラソンでは、雨天の中終始優勝争いに加わり、40km手前で自ら2位のセルオド・バトオチル等を引離して2連覇を達成。更に同大会では史上最多となる4度目の優勝を成し遂げた。 「公務員ランナー」としては最後のフルマラソンとなる、2019年3月10日のびわ湖毎日マラソンへエントリー。冷雨の降り続く気象条件の中、川内は30km地点迄積極果敢に先頭集団へ加わった。30kmを過ぎて集団から徐々に離されたが、それ以降も大きくペースダウンする事無く、日本人では山本憲二に次ぐ2着・総合8位で、又自身13回目となるサブテン(2時間09分21秒)を達成した。更にゴール後の川内は「世界陸上ドーハ大会の男子マラソン(2019年10月開催予定)に出場したい」と自ら代表選出を熱望しつつも、MGC及び東京オリンピックへの出走は否定的である事を示唆し続けている。
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