全郵政の結成とは? わかりやすく解説

全郵政の結成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/22 13:45 UTC 版)

全日本郵政労働組合」の記事における「全郵政の結成」の解説

第二次世界大戦直後1946年5月31日郵政事業従事する者のために全逓従業員組合(のち全逓信労働組合、略称・全逓)が結成された。全逓当時熱烈な労働運動受けて戦闘的なものであったため、労使協調志向右派全逓主流派動き批判していた。こうして全国各地に、反全逓労使協調組合誕生したその内一つが、1953年全逓脱退した全国特定労働組合全特定)であった全特定は組織人員2万人の、特定郵便局職員組合である。また別の一つに、1958年春闘を巡る混乱全逓勤務時間中に組合大会開いたことに対し当局解雇7人、停職297人を含む2万2,478人の大量処分をする)で全逓脱退した230人によって1958年結成され全郵政従業員組合全郵政初代委員長宮尾真一)があった。全郵政普通郵便局職員組合である。全郵政は他の脱退派と合同し1960年には全国郵政労働組合郵政労組となっている。 全特定と郵政労組は、郵政当局助けもあって、1965年10月16日組織統合し全日本郵政労働組合全郵政となった組織人員2万2,000人、初代委員長福井秀政、全日本労働総同盟同盟)と全官公加盟。 (※注1全特定が結成される以前各地小組合が林立した。主な理由は、当時全逓執行部闘争一環として特定郵便局対策交渉窓口閉鎖したために、無集配特定郵便局従業員が、当時まだ封建色の強かった特定郵便局長と労使交渉事実上行えなくなったため、とされる。 (※注2全郵政の名は宮尾委員長組織最初に名乗っているが、運動的には後述福井委員長全逓支部長辞し脱退)が大阪中央郵便局において立ち上げた組織基礎とする。例えば、全郵政札幌中央郵便局支部ルーツたどればその頃大阪中央郵便局福井とともに活動していた役員関与がある。なお、福井当時の社会右派(のち民社党)の西村栄一大阪府在住国会議員)をこの頃すでに支持していた。

※この「全郵政の結成」の解説は、「全日本郵政労働組合」の解説の一部です。
「全郵政の結成」を含む「全日本郵政労働組合」の記事については、「全日本郵政労働組合」の概要を参照ください。

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