全部被覆冠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 13:46 UTC 版)
歯冠全体を被覆する全部被覆冠としては、 全部鋳造冠 : 全部を金属で鋳造する 前装鋳造冠 : 審美性を確保するため、金属での鋳造の上に陶材(陶材焼成前装鋳造冠、陶歯前装鋳造冠)やレジン(レジン前装鋳造冠)を使用する ジャケットクラウン(ジャケット冠) : 金属を使わずにレジンや陶材のみで作る などが知られる。また、近年、CAD/CAMを利用し、金属や陶材のブロックから直接削りだして作る方法も発達してきた。 また、クラウンの土台(コア)として保険治療で使用されるメタルコアはクサビ効果により歯を割ってしまったり、根の病気に感染していた時の除去が非常に困難で抜歯になってしまう原因の一つにもなる。一般歯科における平均的な根の治療の成功率は50%以下なので、クラウン(差し歯)の土台となるメタルコアは望ましくない。
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