架工義歯の構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 13:45 UTC 版)
「ブリッジ (歯科)」の記事における「架工義歯の構成」の解説
支台装置 架工義歯を歯に固定するための部分。全部被覆冠、一部被覆冠、インレー、アンレーなどが用いられる。基本的には近遠心の支台装置は共に同一の物を用いるが、一般的には特にそれにこだわることなく選択されているのがほとんどである。インレー支台は歯質の切削量が少なくでき、また接着材料の性能向上のため信頼性が増したと考えられたためよく用いられている。 連結部 支台装置と架工歯をつなげる部分。一塊鋳造(ワンピースキャスト)、可撤性連結装置(アタッチメント)、鑞着等の方法がある。この部分の設計を誤るとブリッジが折れる事態が発生することもある。 架工歯 架工義歯で補綴をする際に欠損部の機能・形態を人工的に回復する部分。ポンティックとも言う。この部分を金属のムクにすると重量が増して敏感な人は重く感じることがある。さらに重量増のため支台歯の負荷が増加する。他にも金属の値段が高いので、節約のためと鋳造時の欠陥の減少のため内側をくりぬいた状態で作り白いコンポジットレジンを詰めるのが一般的である。ポンティックの形態を離底型を指定すると、歯科技工士は歯肉から大きく離れた離底型ポンティックの基本からはほど遠いポンティックを作ることが多々あるが、これも金属を節約する意図のためである。
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