架式の名称について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/02 14:52 UTC 版)
現在、一般に陳発科-陳照奎伝(北京系)の套路を「新架式」、陳照丕伝(陳家溝系)の套路を「老架式」と言うが、陳照奎は生前、この呼び方を大変に嫌っていた。 陳照奎は「自分の伝えている套路は陳氏正宗の家伝の套路であり、陳照丕伝のものよりもこちらが正統である。敢えて新旧を言うならばこれが本来「老架」と呼ばれるべきであって、さも新しく作り出したかのように聞こえる「新架」というのは不快である」と語っていた。 しかし、先に北京やその他地方で広く指導していた陳照丕の拳が広まっていたため、その後で普及した陳発科-陳照奎系の拳が「新」と呼ばれるのも仕方が無く、陳照奎の願いに反して、現状が定着してしまっている。 陳照奎系の弟子達の間では、「新しく公開された拳」という意味にとって納得している者もいる。
※この「架式の名称について」の解説は、「陳照奎」の解説の一部です。
「架式の名称について」を含む「陳照奎」の記事については、「陳照奎」の概要を参照ください。
- 架式の名称についてのページへのリンク