元箱根磨崖仏とは? わかりやすく解説

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元箱根磨崖仏

主名称: 元箱根磨崖仏
指定番号 3287
枝番 00
指定年月日 1974.06.08(昭和49.06.08)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数
時代区分 鎌倉
年代 1300
検索年代
解説文:  箱根越えで最も高い二子山駒ケ岳の山合、精進ケ池に面する賽の河原゛と呼ばれる一帯点在する石仏群で、これらは鎌倉時代永仁元年一二九三)から応頂元年一三一一)に至る十九年間にわたる僧俗多数結縁によって製作されたものである。その中心二子山の裾に露出する大岩壁に彫出された「六道地蔵」と通称される三メートル超える巨像で、龕の袖壁刻まれ銘文によって正安元年一三〇〇)の造立になることがわかる。頭の鉢張った形や大きくうねる髪際のつくり、引き締まった顔の肉取りなどにこの頃特色がよく表われており、この時代東国磨崖仏代表する孤高大作といえる。ほかに「廿五菩薩」と呼ばれる二十数躯の主として地蔵菩薩をその周囲刻んだ高さ約三メートル半の岩がある。これら多く地蔵像永仁元年から数次にわたり下段から上方へと造り出されたらしく、各像の間にはかなり精粗の差が認められる。また火焚き地蔵の名で知られる素朴な地蔵像などもあり、全体として当時のこの地方における地蔵信仰一面物語遺品として貴重である。

元箱根磨崖仏

主名称: 元箱根磨崖仏
指定番号 3288
枝番 01
指定年月日 1974.06.08(昭和49.06.08)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数
時代区分 鎌倉
年代 1293/1295/1313
検索年代
解説文:  箱根越えで最も高い二子山駒ケ岳の山合、精進ケ池に面する賽の河原゛と呼ばれる一帯点在する石仏群で、これらは鎌倉時代永仁元年一二九三)から応頂元年一三一一)に至る十九年間にわたる僧俗多数結縁によって製作されたものである。その中心二子山の裾に露出する大岩壁に彫出された「六道地蔵」と通称される三メートル超える巨像で、龕の袖壁刻まれ銘文によって正安元年一三〇〇)の造立になることがわかる。頭の鉢張った形や大きくうねる髪際のつくり、引き締まった顔の肉取りなどにこの頃特色がよく表われており、この時代東国磨崖仏代表する孤高大作といえる。ほかに「廿五菩薩」と呼ばれる二十数躯の主として地蔵菩薩をその周囲刻んだ高さ約三メートル半の岩がある。これら多く地蔵像永仁元年から数次にわたり下段から上方へと造り出されたらしく、各像の間にはかなり精粗の差が認められる。また火焚き地蔵の名で知られる素朴な地蔵像などもあり、全体として当時のこの地方における地蔵信仰一面物語遺品として貴重である。
重要文化財のほかの用語一覧
彫刻:  乾漆阿弥陀如來及両脇侍像  乾漆阿弥陀如來坐像  元箱根磨崖仏  元箱根磨崖仏  北条虎吉像  千手観音及二天箱仏  厨子入



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