僕の歌は君の歌
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『僕の歌は君の歌』 | ||||
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エルトン・ジョン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1970年1月 ロンドン、トライデントスタジオ | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
DJM Records(イギリス) Uni Records(アメリカ) 東芝EMI(日本) | |||
プロデュース | ガス・ダッジョン | |||
チャート最高順位 | ||||
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エルトン・ジョン アルバム 年表 | ||||
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『僕の歌は君の歌』(ぼくのうたはきみのうた、原題: Elton John)は、1970年に発表されたエルトン・ジョンのアルバム。全英4位を記録した。
解説
エルトン・ジョンのセカンド・アルバム。グラミー賞の最優秀アルバムと新人賞にノミネートされた。
ポール・バックマスターによる弦楽器のアレンジが、叙情性を際立たせている。「僕の歌は君の歌(Your Song)」を収録。エルトンは後のインタビューで、「『僕の歌は君の歌』は、飽きが来ないため、ライブで唯一欠かしたことのない曲」だと語った。作詞家バーニー・トーピンは、歌詞を渡して15分ほどで出来上がったと述べている。
1996年のCDからは、当時のシングルB面だった未収録曲も収録された。2008年のリマスター、及びSHM-CD化再発に際しては、未発表のデモ音源やセッション音源も含む20曲のボーナス・ディスクを追加した、デラックス・エディションとして限定発売された。
『ローリング・ストーン』誌が選んだ「オールタイム・ベスト・アルバム500」に於いて、468位にランクイン。
収録曲
全曲、作曲:エルトン・ジョン、作詞:バーニー・トーピン
- サイド 1
- 僕の歌は君の歌 - "Your Song"
- 君は護りの天使 - "I Need You to Turn to"
- パイロットにつれていって - "Take Me to the Pilot"
- ルイーズに靴紐はない - "No Shoe Strings on Louise"
- ハイアントンの思い出 - "First Episode at Hienton"
- サイド 2
- 60才のとき - "Sixty Years on"
- 人生の壁 - "Border Song"
- 驚きのお話 - "The Greatest Discovery"
- 檻の中に住みたくない - "The Cage"
- 王は死ぬものだ - "The King Must Die"
ボーナストラック (1995年 マーキュリー再発 & 1996年 ロケット再発)
- 悪い月 - "Bad Side of the Moon"
- グレイ・シール - "Grey Seal" (original version)
- ロックン・ロール・マドンナ - "Rock and Roll Madonna"
デラックス・エディション
上述の通り、2008年6月3日に発売されたCD2枚組セット。10曲入りオリジナル版と初出の未発表曲多数収録のボーナスディスク。15~17曲目は現行版のボーナストラックと同一。
ボーナスCD
- "Your Song" (Demo Version) ※1990年発売のBOXセット『トゥ・ビー・コンティニュード』に収録されたもの。
- "I Need You To Turn To" (Piano Demo) ※未発表バージョン。
- "Take Me To The Pilot" (Piano Demo) ※未発表バージョン。
- "No Shoe Strings on Louise" (Piano Demo) ※未発表バージョン。
- "Sixty Years on" (Piano Demo) ※未発表バージョン。
- "The Greatest Discovery" (Piano Demo) ※未発表バージョン。
- "The Cage" (Piano Demo) ※未発表バージョン。
- "The King Must Die" (Piano Demo) ※未発表バージョン。
- "Rock and Roll Madonna" (Piano Demo) ※未発表バージョン。
- "Thank You Mama" (Piano Demo) ※未発表曲。
- "All The Way Down" To El Paso (Piano Demo) ※未発表曲。
- "I'm Going Home" (Piano Demo) ※未発表曲。
- "Grey Seal" (Piano Demo)
- "Rock and Roll Madonna" (Incomplete Band Demo)
- "Bad Side of the Moon"
- "Grey Seal"
- "Rock and Roll Madonna"
- "Border Song" (BBC Session) with Hookfoot ※フックフットとは、カリブ・クェイのバンド。カリブとは、かつてエルトンが在籍したバンド、ブルーソロジーのメンバーで、ファースト・アルバムを共に製作した間柄。1970年12月4日収録。未発表バージョン。
- "Your Song" (BBC Session) ※1970年2月7日収録。未発表バージョン。
- "Take Me to the Pilot" (BBC Session) ※1970年2月7日収録。未発表バージョン。
アルバム参加ミュージシャン
- 弦楽器編曲担当。
- カレブ・クェイ - リードギター (3,4,5)、ギター (9)
- ダイアナ・ルイス (Diana Lewis) - モーグ・シンセサイザー (5,9)
- バックマスターの妻。
- クライヴ・ヒックス (Clive Hicks) - 12弦ギター (1)、リズムギター (4)、ギター (7,8,10)、アコースティック・ギター (9)
- コリン・グリーン (Colin Green) - ギター (1,7)、スパニッシュ・ギター (6)
- フランク・クラーク (Frank Clark) - アコースティック・ギター (1,10)
- ローランド・ハーカー (Roland Harker) - ギター (2)
- アラン・パーカー (Alan Parker) - リズムギター (3)
- デイヴ・リッチモンド (Dave Richmond) - ベース (1,7,8)
- アラン・ウェイル (Alan Weighll) - ベース (3,4,9)
- レス・ハーディ (Les Hurdie) - ベース (10)
- バリー・モーガン (Barry Morgan) - ドラム (1,3,4,7,9)
- テリー・コックス (Terry Cox) - ドラム (8,10)
- スカイラ・カンガ (Skaila Kanga) - ハープ (2,8)
- デニス・ロペス (Dennis Lopez) - パーカッション (3,4,10)
- テックス・ナヴァラ (Tex Navarra) - パーカッション (9)
- ブライアン・ディー (Brian Dee) - オルガン (6,7)
- デヴィッド・カッツ (David Katz) - ヴァイオリン
- バック・ボーカル
- マデリーン・ベル (Madeline Bell)、トニー・バロウズ (Tony Burrows)、ロジャー・クック (Roger Cook)、レスリー・ダンカン (Lesley Duncan)、ケイ・ガーナー (Kay Garner)、トニー・ハザード (Tony Hazzard) (3,4,7,9)
- バーバラ・ムーア (Barbara Moore) - 合唱リーダー (7)
製作
- ガス・ダッジョン - プロデューサー
- この後長らくエルトンと共に仕事をすることになるプロデューサー。
- スティーヴ・ブラウン - コーディネーター
- ロビン・ゲオフリー・ケーブル(Robin Geoffrey Cable) - エンジニア
- ガス・スキナス (Gus Skinas) - 編集
- リッキー・グラハム (Ricky Graham) - デジタル処理
- グレッグ・ペニー (Greg Penny) - サラウンド・サウンド
- ポール・バックマスター (Paul Buckmaster) - アレンジャー
- 彼の起用が先だったため、アレンジャーをやりたいと条件を出したジョージ・マーティンはプロデューサーにならなかった。ガスの起用はバックマスターの進言によるものである。
- デヴィッド・カッツ (David Katz) - オーケストラ指揮
- デヴィッド・ラーカム (David Larkham) - アート・ディレクション
- ショウェル・スタンフォード (Stowell Stanford) - 写真
- ジム・ガフ - スリーヴ・プロダクション
- トニー・コーシン (Tony Cousins) - リマスタリング
- ガス・ダッジョン&ジョン・トブラー (John Tobler) - ライナーノーツ(1995年リマスター盤より)
外部リンク
- Elton John - Discogs (発売一覧)
固有名詞の分類
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