構成とインスピレーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 10:26 UTC 版)
「僕の歌は君の歌 (曲)」の記事における「構成とインスピレーション」の解説
「僕の歌は君の歌」はフォークとジャズの融合である。レオン・ラッセルにインスピレーションされたエルトン・ジョンのピアノ演奏の上に、アコースティックギター、ポール・バックマスターによるストリングス、リズム・セクションが重なっている。 バーニー・トーピンによる歌詞は、ロマンチックな想いが表現されていて、自虐的な表現と芝居がかった表現を用い、オールミュージックでは「感動的で甘い」(effective and sweet) と批評されている。 この曲はエルトン・ジョンとバーニー・トーピンが一緒に暮らしていた頃に作り溜めしていたものの一部で、1969年10月27日に作曲されたものである。バーニーが朝食を採っている間、エルトンはバーニーが以前から作成していた歌詞に対してわずか10分間で作曲した。エルトンは「リヴィングに持っていって、ピアノに座って一読したんだ。美しい歌詞だったし、良すぎて台無しにしないようにしなければと思った。インスピレーションが凄く湧いて、一気に曲書き上げてバーニーを呼んだんだよ。二人とも聴いた時に気がついていたと思う、これは成功に向かって進んでいる確信があった」と回想している。以来、エルトンはコンサートでほとんど欠かさず演奏するほど気に入っており、バーニーもインタビューで「私はそれ以来すばらしいラブソングを書いていない」と言っている。 「僕の歌は君の歌」は、エルトン自身のその後の楽曲「幼き恋の日々」(1975年発売のアルバム『キャプテン・ファンタスティック』に収録)にインスピレーションを与えた。元の手書きの歌詞は、朝食の後の卵とコーヒーの汚れとともに、『キャプテン・ファンタスティック』の歌詞小冊子で見ることができる。
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